妊娠初期の胃痛!原因と対処法は?薬は大丈夫?流産の可能性は?
【医師監修】妊娠初期に胃痛に悩まされる妊婦さんも実は多いのだとか。なぜ妊娠初期に胃痛が起こりやすいのでしょうか。また妊娠初期の胃痛にはどんな対処法がいいのでしょうか。薬は飲んでも大丈夫なのでしょうか。また流産の可能性も心配ですよね。今回は妊娠初期の胃痛についてお話します。
お腹を温める

お腹の赤ちゃんのためにもお腹は冷やさないようにしたいですね。温かい飲み物で、体も心も温まると胃にも優しいですし、リラックスもできますよ。またお腹を温めることで下痢予防にもなります。外出する際はカイロや腹巻を使ってもいいですね。
増田陽子
内科医
カイロは局所に長時間貼るため、低温やけどを起こしやすくなります。必ず洋服の上からや腹巻きの上から貼り、熱いと感じたら我慢せずに取りましょう。
反時計周りに胃をさする
腸は時計回りになっています。その動きと反対周りにゆっくり撫でることで、胃の動きを抑え穏やかにできます。そのため痛みが和らぐようです。
ツボ押し
胃痛の原因となる交感神経と副交感神経の二つの自律神経の乱れ。その自律神経を整え、胃腸の状態を整える効果のあるツボ押しや鍼炎があります。リラックス効果も期待できますね。ツボ押しや鍼炎を受ける際は、お医者さんの許可をもらい、しっかりと妊娠していることを伝えましょう。
ストレスで胃に負担をかけない

ストレスはキリキリと胃が痛む大きな原因の一つとなっています。いつからかストレスを溜めてしまって胃痛を起こしてしまわぬよう、疲れていたら昼寝をする、ショッピングや散歩など外出をするなどして、日頃からストレスをためないことを心がけましょう。
ストレス解消法については以下の記事も参考にしてみて下さい。
妊娠初期に起こる胃痛は薬を飲んでも大丈夫?
妊娠超初期や妊娠初期はちょっとしたことでも赤ちゃんが影響を受けやすい時期。また薬による流産の心配を抱える妊婦さんもいると思います。しかしいつから薬を飲んでも大丈夫なのかも自分では判断しづらいですよね。だからと言ってキリキリと痛む胃をそのままにしておくのもつらいですよね。胃痛を放置しておくことで更に悪化する場合もあるのです。そのため胃痛がよくならない場合は早めにお医者さんに相談しましょう。
そして自己判断で市販薬を使用することは避けたほうがいいですね。薬を服用する際はしっかりと妊娠していることを伝え、妊婦さんでも安心して飲める薬を処方してもらいましょう。また妊娠前から胃痛で薬を服用しているお母さんは、妊娠がわかった時にお医者さんに薬を服用していることと、服用している薬の名前を伝えるようにしましょう。
妊娠初期に起こる胃痛で流産する可能性は?

妊娠超初期や妊娠初期は流産の確率が高くなる時期と言われています。そのため胃などお腹周りが痛いとやはり流産などお腹の赤ちゃんのことが心配になるお母さんも多いと思います。妊娠超初期や妊娠初期の胃痛はつわりの一種と言われているのでその胃痛が流産につながる可能性はないと言われています。
しかし胃痛以外に出血やひどい下痢などの症状があったり、胃ではなく子宮付近が痛むときは流産やその他の異変が起きていることも考えられますので、早めに病院で診てもらったほうが安心できますね。診てもらう際は、いつからその症状が起きているのか伝えられるようにしっかり記録しておきましょう。
妊娠初期の流産については以下の記事も参考にしてみて下さい。
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