妊娠初期は貧血を起こしやすい?症状は?原因と対処法!体験談も

【医師監修】妊娠初期はお腹の赤ちゃんを育てるために、ママの体は目まぐるしく変化します。急な体の変化に対応できず、体調を崩してしまうママもいるでしょう。貧血も妊娠による体調不良のひとつです。今回は妊娠初期の貧血に着目して、症状や原因、対処法を体験談とあわせてご紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. どうして妊娠すると貧血になるの?
  2. 妊娠初期の貧血の症状
  3. 妊娠初期の貧血の原因は?
  4. 妊娠初期の貧血でお腹の赤ちゃんに影響が出る?
  5. 妊娠初期の貧血の対処法は?
  6. 貧血にならないよう生活習慣に気をつけよう

どうして妊娠すると貧血になるの?

妊娠すると妙なけん怠感や眠気に見舞われることはありませんか?妊娠すると多くの女性は貧血に悩まされており、体のだるさや眠気も、妊娠による貧血が原因で引き起こされます。

では、なぜ妊娠すると貧血になるのでしょうか。貧血で倒れるなんてことがあり、赤ちゃんに万が一のことがあったら大変ですよね。倒れる前に貧血の原因や対処法を知り、できるだけ妊娠初期の早い段階から対策をしていきましょう。

リエ先生

産婦人科医

妊娠中は週数が進むにつれて貧血になる人が増えてきます。妊娠初期から鉄分豊富な食事を心がけ、必要に応じてサプリメント等で鉄分を補うようにしましょう。

(妊娠中の貧血ついては、以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の貧血!妊娠中の貧血の原因・対策を時期別に解説!胎児への影響は?
妊婦の「鉄分」補給!不足しない取り方は?食事やサプリで貧血対策!

妊娠初期の貧血の症状

妊娠にかかわらず女性には月経があるため、もともと貧血にかかりやすい状態にあります。妊娠初期の貧血の症状は人によって異なりますが、主に立ちくらみやめまい、けん怠感、頭痛、動機や息切れなどがあげられます。軽い貧血だろうと油断せず、貧血の症状が見られるようになったら早めに医師に相談しましょう。

女性(妊活経験有)

30代後半

妊娠前から貧血気味だったので、妊娠中も「ちょっとめまいがする」というくらいだったからびっくりした。妊娠3か月頃から急に動悸が激しくなって、苦しくて立っていられなくなるなんて…。流石に倒れてからでは遅いと思って、病院へ。動悸も貧血からくる症状なんだってね。

妊娠初期の貧血はだんだんひどくなることもあります。「いつものこと」だと軽い気持ちで考えず、大事になる前に担当の医師へ相談しましょう。

女性

20代後半

普段は貧血には縁がなかったのに、妊娠してから急なめまいやたちくらみが増えるように…。頭痛や吐き気といったつわりも重なったのもあってか、いきなり視界が揺れて「やばっ倒れる!」と思った事もしばしば。妊娠中はひとりで外出するのも怖かったぁ。

「貧血で倒れてしまう」なんてことがないように、普段から栄養バランスがいい食べ物を摂取するようにしましょう。また、外出時は歩きやすい靴を履くなど足元にも気をつかってくださいね。

リエ先生

産婦人科医

貧血は目眩や立ちくらみを起こすため、転倒の危険もあります。妊娠が分かれば葉酸と鉄分のサプリメントで栄養を補いましょう。

(妊娠初期の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期(1〜4ヶ月)の症状は?超初期の兆候と検査陽性後の注意点
妊娠初期症状と生理前症状(PMS)の違い20箇所!体験談も!

妊娠初期の貧血の原因は?