妊娠中の基礎体温!妊娠初期を過ぎれば下がる?流産兆候もわかる?
【医師監修】妊娠初期に体温が高いまま維持していることで妊娠に気づいた方も多いことでしょう。妊娠中の基礎体温が下がるタイミングや、妊娠初期に基礎体温が下がる時には何を意味するのかを体験談とともにご紹介します。妊娠中も体験談を参考にして、基礎体温に注目してみましょう。
基礎体温は妊娠超初期、妊娠初期にしばらく高温期をたどります。排卵するとホルモンバランスが変化しますが、この時急激に分泌を開始するのがプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンです。このホルモンが着床や妊娠をサポートし、同時に基礎体温を上昇させます。
妊娠が成立していなかった場合には、ホルモンの分泌が減少し子宮内膜が剥がれて月経となります。一方、妊娠が成立していた場合はホルモンの分泌が続くため、基礎体温も高温を維持することになるでしょう。
妊娠初期はだるさや眠さも感じる
体温が高くなることによって身体がだるいと感じたり、眠気を伴ったりすることがあります。生理前も眠くなる方がいるでしょう。これはホルモンの影響です。妊娠超初期から妊娠初期まで眠さやだるさが続く方は少なくありません。
(妊娠初期の眠気については次の記事も参考にしてみてください)
妊娠していても基礎体温が下がるときもある?
正常にホルモン分泌がされていると妊娠していた場合に基礎体温は低下せず、高温期を維持します。しかし妊娠していたとしても、基礎体温が下がるケースも見られるでしょう。
妊娠超初期、着床すると体温が一時的に下がる場合も
着床が完了したときに基礎体温が急激に1~2日ほど低下することがあります。「インプランテーションディップ」と呼ばれており、妊娠超初期の高温期7~10日ごろに見られる変化です。
必ずしもすべての妊娠した女性に現れるものではなく、またインプランテーションディップがあったから妊娠したというわけでもありません。妊娠超初期の一つの症状として考えておくと良いでしょう。
妊娠中でも個人差がある
妊娠は十人十色で、症状もさまざまです。基礎体温にも個人差があります。体験談を見てみましょう。
女性
30代後半
もともと体温が低く、高温期も36度台前半です。妊娠していた時は0.3℃下がった日がありましたが、そのあとまたいつもの高温期に戻りました。
先輩ママ(妊活経験有)
30代前半
生理予定日の前日に体温が35.1℃まで下がりました。おまけに翌日出血まで確認。ところが出血は増えないし基礎体温は36.7℃まで再度上がっていたので生理予定日2日後に妊娠検査薬を試してみると陽性でした。
先輩ママ(妊活経験有)
30代後半
高温期はいつも37℃あたりでしたが、生理予定日ごろに36.5℃に低下したので「生理が来るな」と思っていました。翌日微熱が出て、基礎体温は高温に逆戻り。そのあとに検査薬で陽性を確認しました。
高温期でも人によっては、体温が低めの方の平均値36.7℃まで届いていない方もいるようですね。普段の基礎体温を見ることと翌日どのように変化するのかを確認することが、妊娠の兆候を捉えるポイントとなります。
(妊娠超初期から妊娠初期の体温の変化について詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください)
妊娠中、体温の高温期はいつまで続く?
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