基礎体温の平均は?正常値は?グラフで妊娠しやすい体温を知ろう!
【医師監修】妊活中に基礎体温を正しく管理することは重要なことです。ただ数値だけで説明されたり覚えても、なんとなくわかりづらかったり、体温の平均も把握しにくいです。そこで数値とグラフを用いて視覚的に基礎体温の平均や正常値を把握し、今後の妊活に大いに役立てていきましょう。
基礎体温とはなに?
基礎体温とは朝目覚めた直後最も安静な状態の体温です。体調不良などがなければ周期的に0.3~0.5℃くらいの変化をします。基礎体温を把握することで自分の体調や生理周期がわかるのでとても便利です。
基礎体温の測り方
基礎体温を測ったことのない人、自分の計り方が正しいのか不安な人へ基礎体温の正しい計り方をご説明します。まず基礎体温を計るために準備するのが基礎体温計です。これは小数点第二位まで測ることができます。基礎体温は体温の微妙な変化を測るため普段使う体温計では計れません。
動いてしまうと体温が上がってしまうので必ず動く前に測定します。朝起きて動く前に測るのが望ましいので枕元においておくのがいいでしょう。体温計が日に当たって熱をもったり、寒気で冷えすぎたりすると正確に測れなくなってしまうので、なるべく常温にします。測るときは口の中に入れて、舌の下にいれ動かないように固定して測りましょう。(※1)
もう一つ注意したいのが、4時間以上睡眠を取ったあとでないと正確に測れないこと。夜眠れなかったなどの場合は日中でもまとまった時間寝たあとに測るようにしましょう。(※1)
カズヤ先生
産婦人科
このように、基礎体温の測定は少々手間がかかります。しかも毎日のこととなると、億劫で妊活中の患者さんでも、基礎体温の測定をされない方もいらっしゃいます。しかし、月経周期や、基礎体温から排卵周期や子宮内膜の変化を追いかける際に、基礎体温表は必須とも言える指標になります。
1日2日、取り忘れたからといって問題はないので、継続して記録することが重要です。
基礎体温の平均ってどのくらい?
基礎体温は平均的におよそ36.0℃~37.0℃の間で低温期と高温期が周期的に訪れます。何度でなくてはならないというよりは、自分の低温期の基礎体温が何度くらいかということと、高温期には低温期より0.3℃以上基礎体温が高くなっているかということを目安としてください。(※1)
なぜ基礎体温の平均を知る必要があるの?
基礎体温を計り記録すると、基礎体温の平均を知ることができます。平均を出すメリットは、生理周期を知り高温期と低温期のタイミングを把握できることです。生理周期を把握すれば妊娠しやすい時期、逆に妊娠しにくい時期もわかるでしょう。妊娠を希望する人、妊活中の人は必須ともいえる情報です。(※2)
(基礎体温については以下の記事も参考にしてみてください)
基礎体温の高温期と平均は?
基礎体温の高温期は、排卵日~次の生理までとなる10日~12日間の期間です。基礎体温の高温期は一般的に36.7~37.0℃くらいだといわれています。しかし、体温は人それぞれ。平均を気にするよりは自分の平均体温を把握したうえで、平均的な体温と期間を参考にしてください。
高温期は黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれるホルモンが分泌されています。このホルモンの役割は、子宮の内膜を成熟させて妊娠しやすい状態にすること。黄体ホルモンの分泌により頭痛、腹痛、むくみ、気分が悪くなるといった症状がでることもあるでしょう。また、黄体ホルモンは身体の温度を上げる作用もあるので体温が0.3℃ほど上がるといわれています。(※3)
Recommended
おすすめ記事
生理中・生理前におすすめの食べ物&飲み物15選!生理痛の緩和・改善効果抜群!
男の子を産み分ける方法は?妊娠の成功確率をあげる方法や食べ物などを紹介!
女の子を産み分ける方法は?妊娠の成功確率をあげる方法や食べ物などを紹介!
妊娠に相性があるって本当?妊活をして直ぐ妊娠する方法や相性診断も!
生理前の子宮口は硬い?位置が下がる原因は?状態の変化で妊娠や排卵日が予測できる!
妊活中のお酒はいつまでOK?飲酒の影響やリスクを男性・女性別に解説
高温期に基礎体温が二段上がりすると妊娠確率が高い?いつ上がる?福さん式で判別しよう!
双子を妊娠する確率は?作り方、産み分け方法はある?双子とわかる時期は?
排卵日がずれる原因は?早まる・遅れる場合の対策や予測してタイミングを図る方法も!
妊娠妊活中のカフェインはNG?許容量は?コーヒー・お茶などの影響を解説!