基礎体温とは?高温期・低温期は何度?妊娠しやすい時期がわかる?
【医師監修】基礎体温とは何かご存知ですか?妊娠を希望する女性にとって、基礎体温はとても重要な情報です。自分の基礎体温や高温期・低温期が何度かを把握することは、妊娠しやすい時期を知ることに繋がります。今回は、基礎体温とは何か、高温期・低温期は何度からなのかをご説明します。
基礎体温とは?
基礎体温は体が一番安静なときに測る体温のことです。基礎体温を知ることは、生理の来る時期や妊娠しやすい時期の把握に繋がります。妊娠を希望する人にとってはとても重要といえるでしょう。今回はその「基礎体温」についてご説明していきます。
高温期・低温期と生理周期の関係とは
生理周期は以下の4つに分けられます。
●月経期
●卵胞期
●排卵期
●黄体期
基礎体温は生理前や生理後に大幅に変化します。生理前に分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というホルモンと、生理後に分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」というホルモンが大きな変化の理由です。(※1)
高温期と生理周期
生理周期で高温期がみられるのは黄体期です。黄体期は、排卵後から生理前までの期間をいいます。月経期になると基礎体温は低温期に変化するため、生理前は基礎体温が急激に低下するでしょう。これもホルモンの影響が理由で、生理前の不調の原因につながることがあります。
低温期と生理周期
生理周期のなかで低温期がみられるのは、以下の3つの期間です。
●月経期
●肺胞期
●排卵期
排卵日以後になると基礎体温は高温期に変化するため、排卵日は基礎体温が急激に下がります。その後高温期に入り、生理前になると基礎体温は再び低い状態になるでしょう。
高温期は何度から何度が正常?
高温期は基礎体温が高い状態の期間のこと。この期間は生理前の不調(PMS)を引き起こしやすく、心身ともに不調になりがちです。自分の高温期を知れば、生理の予測ができるでしょう。
高温期になる原因とは
基礎体温の上昇は、排卵後に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が原因です。黄体ホルモンには生理前に基礎体温を上げるだけではなく、子宮内膜を厚くして柔らかくするなど妊娠の継続をサポートする働きもあります。
カズヤ先生
産婦人科
排卵後の子宮内膜をエコーで見ると、それまでの卵胞期には木の葉状に見えていたものが、白くモヤっとしたエコー像に変わります。
これは、受精した卵子を迎え入れるため(着床)の子宮内膜がベッドのようにふかふかになっている状態を作り出しているのです。
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