妊娠中のインフルエンザ!予防接種は大丈夫?妊婦と胎児に影響は?
【医師監修】「妊娠中にインフルエンザにかかると危険」という話をよく耳にしますよね。特に妊娠初期のインフルエンザは、胎児に影響を与える可能性もあります。今回は「妊娠中のインフルエンザの予防接種は可能か」「妊娠初期のインフルエンザで胎児が受ける影響」などについてご説明します。
生活習慣が乱れると抵抗力が落ち、インフルエンザにかかりやすくなります。妊婦さんはただでさえ抵抗力が落ちている状態なので、規則正しい生活を送って体調を整えておきましょう。規則正しい生活のためには「睡眠時間の確保」「適度に体を動かす」といったことを心がけてくださいね。
妊娠中(妊娠初期)のインフルエンザの予防法【栄養バランスの取れた食事】

インフルエンザの予防のためには、栄養バランスの取れた食事を摂ることも重要です。「インスタント食品や外食が続いている」と感じたら、自炊をするよう意識してみましょう。食事の中に抵抗力を高める「納豆」「根菜類」「生姜」などを取り入れるのもおすすめです。妊娠初期のつわりがある場合は、体調に合わせて無理のない程度で食事を摂ってくださいね。
妊娠中(妊娠初期)のインフルエンザの予防法【乾燥を防ぐ】
冬場のエアコンをかけた室内は、非常に乾燥した状態です。そして、乾燥した空間ではインフルエンザウイルスが活発になります。ウイルスを抑制するために「加湿器を設置する」「濡れたタオルなどを吊るす」といった方法で部屋の乾燥を防ぎましょう。
妊娠中(妊娠初期)にインフルエンザにかかったら

予防法の実践やワクチン接種をしていたとしても、インフルエンザにかかってしまうことはあります。胎児への影響が気になる妊娠初期に発症すると「インフルエンザの治療薬を飲んでもいいの?」と不安になってしまいますよね。では、妊娠中にインフルエンザにかかってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
「高熱が下がらない」「身体の節々が痛む」といったインフルエンザの症状がみられたら、まずは病院を受診してください。その際「どの科に行けばいいの?」と悩む方も多いのですが、産婦人科と内科のどちらでも対応してもらうことが可能です。ただ、他の妊婦さんへの感染リスクを考えると内科を選ぶのが賢明でしょう。

妊娠中にインフルエンザの疑いで内科を受診する際は「インフルエンザの可能性があることを告げる」「母子手帳を持参する」「マスクを着用する」といった点に注意しましょう。インフルエンザの疑いがあるときには、妊婦さんは重症化を防ぐことが何よりも大切です。そのためにも、症状がみられてから48時間以内に受診するようにしてくださいね。
妊娠中(妊娠初期)にインフルエンザの薬を飲んでも大丈夫?

病院でインフルエンザであると診断された場合、治療薬が処方されることになるでしょう。インフルエンザの治療薬としては「タミフル」「リレンザ」などが挙げられます。これらの薬が胎児に影響を与える可能性は低いとされているため、心配の必要はありません。高熱による胎児への危険なリスクを回避するためにも、処方された場合には必ず服用してください。
カズヤ先生
産婦人科医
日本ではリレンザ、タミフルなどが妊婦のインフルエンザに使用できますが、これらの薬剤は動物実験では胎盤通過性と乳汁移行を確認されていますが、妊婦における抗インフルエンザウイルス薬の安全性における臨床研究は行われておらず、治療上の有益性が危険性を上回る時に投与可能としています。
(妊娠中の薬の服用については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期のインフルエンザには注意しよう

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