妊娠後期は腰痛がつらい!背中の痛みも!ストレッチなどで対策しよう!
【医師監修】妊娠後期に入るとお腹が大きくなり、腰への負担も多くなります。そうなると腰痛がおきたり、背中が痛くなります。妊娠しているだけでも体調が良くないのに腰痛や背中の痛みは本当につらいですよね。今回は妊娠後期で腰痛や背中の痛みに苦しんでいる妊婦さんに対処法を紹介します。
妊娠中に腰痛に効果のある運動でおすすめなのが、マタニティスイミングです。助産師さんや看護師さんがいるマタニティスイミングスクールもあります。一般的にはマタニティスイミングはつわりが終わった安定期から出産間近まで行うことができます。
腰痛で歩けないという場合でも水中なら浮力により腰への負担を感じずに運動できるというメリットがあるので特におすすめ。また、妊娠中はむくみが起こりやすくなりますが、水中で泳いだり運動することでむくみを改善する効果もあります。
マタニティヨガは妊娠中に行うヨガで、呼吸法を中心に体を柔らかくするストレッチなどを取り入れているので妊婦さんでも無理なくできます。妊娠後期におこる腰痛や背中の痛みをストレッチすることで心も体も軽くしてくれます。
マタニティヨガには、自律神経を整えてくれたり足がつるのを防いでくれる効果もあります。妊婦さんは足がつりやすく、陣痛がくるたびに足がつることもあるので、ヨガをやる事で出産時に足がつらないように体を整えていくとよいでしょう。また、マタニティヨガは安定期以降に必ず医師の承諾を得てから行いましょう。
この動画はバランスボールを使った運動です。バランスボールを使って運動することで骨盤をほぐし、体幹や深層筋(インナーマッスル)を鍛えることができます。継続して運動することで次第に歪んだ体が整っていきます。体の歪みが整うことで腰痛や背中の痛みも軽減していくでしょう。
増田陽子
内科医/救急医
バランスボールは転倒した時に危険ですので、どこか安定な所に掴まりながら行いましょう。
(妊娠中の運動については以下の記事も参考にしてみてください)
妊婦帯、さらしで妊娠後期の腰痛を予防をしよう
妊婦帯やさらしを巻くことで、妊婦さんのゆるくなった骨盤周辺を補強し、腰痛を緩和する事ができます。それぞれ特徴があるので紹介します。
妊婦帯
妊婦帯はお腹を支えてくれる腹巻やベルトのようなものです。妊娠中はお腹が大きくなりますが、その反面出産準備の為に骨盤周辺の靭帯はゆるんでいきます。ゆるくなった部分を妊婦帯で補強し支えることで、お腹に安定感が出て腰痛予防にも効果があります。
妊婦帯の中には、腹巻タイプのものやベルトタイプのもの、産前産後に使える妊婦帯など色々な種類が販売されています。歩けないほどの腰痛がある方は、腰のサポートもしてくれるベルトタイプのものがおすすめです。レビューなどを参考にお気に入りの妊婦帯が見つけてみてください。
さらし
さらしは昔から妊婦さんに使われていたもので、妊婦帯同様にお腹を支えて骨盤を強化してくれます。さらしは素材も良いので妊婦さんにはおすすめです。妊婦帯や骨盤ベルトに比べると装着が難しいのがデメリットと言えるでしょう。
さらしを使おうと思っている方は、さらしの巻き方を細かく説明しているこちらの動画を参考にするとよいでしょう。さらしを巻く前と、巻いた後のお腹の位置の違いがはっきりと分かります。さらしは装着に時間がかかりますが、自分できつく締めたりゆるめたりときつさを調整する事ができたり、サイズに関係なく使うことができるのがメリットと言えるでしょう。
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