妊婦は生卵を食べちゃダメ?影響と注意点!食中毒などの実体験も

【医師監修】妊娠中の食事は生ものを避けた方が良いと言われていますが、生卵はどうでしょうか。生はだめでも半熟卵なら食べてもいいのか判断に困った妊婦さんも多いかもしれません。妊娠中に妊婦さんが生卵を食べることについて、影響や注意点を実体験も交えながらご紹介します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠中に生卵は食べちゃダメなの?
  2. 妊娠中に生卵を食べることの影響は?
  3. 妊娠中に生卵を食べるときの注意点
  4. 妊娠中に生卵を食べた妊婦さんの体験談
  5. 食中毒になった妊婦さんの実体験
  6. 妊娠中の生卵とアレルギーは関係ある?
  7. 妊娠中の生卵は控えた方が安心
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妊娠中に生卵を食べるときの注意点

卵かけご飯やすき焼きなど、生卵を使った美味しいメニューはたくさんあります。とろとろの半熟卵を使ったメニューも魅力的ですよね。どうしても生卵や半熟卵を食べたいとき、食中毒にならないためにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【ひび割れのない新鮮な生卵を食べる】

サルモネラ菌は卵の殻に付着しています。したがって、卵にひびが入るとそこから菌が入り込み、中の卵が汚染されてしまうのです。卵かけご飯やすき焼きなどで生卵を使いたい場合は、ひび割れがないかどうか十分に確認してください。食べる前からひびの入っている卵は避けましょう。また、賞味期限が切れたものも食べてはいけません。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【冷蔵庫で保管する】

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卵を常温で保管すると傷みやすくなるだけでなく、サルモネラ菌も繁殖しやすくなります。卵の鮮度を保つためにも、購入後は早めに冷蔵庫で保管するようにしましょう。特に夏場の常温保存は厳禁です。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【夏場の生卵は避ける】

どんなに生卵が食べたいと思っても、夏場は卵かけご飯やすき焼きなどで生卵を食べるのは避けましょう。夏場はどんな食材も食中毒のリスクが高まる時期です。食材は十分に加熱して、食中毒を起こす微生物を体内に取り入れないように心がけてください。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【割ったらすぐ食べる】

卵は割った瞬間から鮮度が落ちていきます。たとえ割っていなくても、冷蔵庫から出して時間がたてば卵の鮮度が落ちている可能性があり、生で食べるのは危険です。卵かけご飯を食べたいときは、すぐに割って食べられるように準備しておきましょう。卵は食べる直前に冷蔵庫から出すのも大切です。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【外食で生卵を食べない】

外食では使用されている卵の鮮度や保管方法を知ることができません。万が一を考えて、外食で卵かけご飯やすき焼きなど、生卵は食べない方が安心です。どうしても食べたい、食べざるを得ないときは、加熱したものを食べるようにしましょう。

妊娠中に生卵を食べるときの注意点【半熟卵なら妊婦でも食べてもいい?】

生卵にはサルモネラ菌による食中毒のリスクがありますが、半熟卵はどうなのでしょうか。例えば、温泉卵は65℃前後のお湯に30分つけて作られるのが一般的です。

サルモネラ菌は70℃で1分以上または65℃で5分間加熱すれば死滅します(※3)。温泉卵の例でいえば、卵の内部まで65℃に達しているかはわかりません。つまり、サルモネラ菌が死滅しているとは断言できないということです。