【医師監修】妊娠25週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!早産の体験談なども!

妊娠25週になるとお腹も大きくなり体重も増加していきます。妊娠25週が終わると出産予定日まで残り100日のところまできます。安定期ですので安心できる時期でもありますが注意すべきこともあります。今回は妊娠25週の胎児の状態や症状、注意点など説明していきます。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠25週の妊婦・胎児の状態は?
  2. 妊娠25週の妊婦さんてどんな症状?
  3. 妊娠25週の胎動はどんなもの?
  4. 妊娠25週どのくらいのペースで体重増加する?
  5. 妊娠25週には母乳がではじめる
  6. 妊娠25週の胎児の状態、成長
  7. 妊娠25週の胎児の大きさ
  8. 妊娠25週の妊婦さんの注意すること!
  9. 妊娠25週の歯周病は早産の原因になる?
  10. 妊娠25週!早産した体験談!
  11. 妊娠25週!無理は禁物ですよ

今まではエコーで見ても口周りの部分だけまだ発達していませんでした。妊娠25週の胎児は妊娠25週目を過ぎると、ママの母乳やミルクを飲む準備のため、口周りが発達していきます。口周りの発達とともに、呼吸様行動をするようになります。

カズヤ先生

産婦人科医

胎児の呼吸は厳密な意味での呼吸ではないですが、呼吸様運動は行います。

へその緒でトラブルも!

この頃の胎児は子宮の中で体をくるくる回したり、ひねったりして自由に動き回っています。胎盤とへその緒の長さは、十分長さで余裕もあるのですが、体や首にまきついてしまう場合もあります。

ですが、胎児は羊水の中でぷかぷかと浮かんでいる為、締め付けられることはほとんどありません。胎児が動いているうちにほどけて直ってしまうことがほとんどです。しかし出産時にはトラブルなどを引き起こす可能性もあります。

首にへその緒がまきついてしまって、胎外に出ることができず緊急帝王切開になるなんてこともあります。他にもへその緒が捻じれすぎて栄養や酸素が届きにくくなる病気もあります。この病気は死産や発育不足になる可能性が高くなります。

逆子

妊娠期間中に逆子だと診断される方がいます。出産時には頭を下にして胎外へでてくるのですが、エコーで胎児を見たときに頭が上になっている場合に逆子と診断されます。妊娠25週だとまだ赤ちゃんがぐるぐる回っているので心配はないですが、逆子体操を指導される場合もあります。

逆子に注意をしなければいけないのは、妊娠後期で逆子だと赤ちゃんが蹴る位置が変わることが特徴です。出産時にどういう対応をされるかは産院によっても変わってきますが、出産直前に逆子の場合、帝王切開の方が安全ですので帝王切開で出産になることがほとんどです。

逆子でも今の医療では、安全に出産できることがほとんどですので、妊娠25週のうちは心配しすぎずに逆子体操に努めましょう。(※2)

妊娠25週の胎児の大きさ

妊娠25週目の胎児の平均の大きさは、身長30~33㎝前後、体重が1000g弱です。まだしわくちゃで青白い肌ですが、脂肪と筋肉が発達していっているので、毎日少しずつふくよかになってきています。(※1)

妊娠25週目が終わると今よりも一気に胎児が成長していきます。

エコーにはどう映る?

エコーの種類は2Dエコー、3Dエコー、4Dエコーと三種類ありますが、4Dエコーになると3Dエコーに動きなどが加わってきます。

妊娠25週の時期になると表情などがはっきりしてくるため、エコー写真にもはっきり映るようになり、3D、4Dエコーを受ける時期として最適だと言われています。赤ちゃんの姿をよりはっきり見たりという方は4Dエコーにすることをおすすめします。

(エコー写真については以下の記事も参考にしてみてください)

ダウン症はエコー写真でいつからわかる?特徴は?画像あり!体験談も

妊娠25週の妊婦さんの注意すること!