裏ピースの意味…日本人と外国人の認識の違いが戦争勃発レベル！

では何故プリクラを取る際に、ピースの手を裏返したのでしょうか。当時の裏ピースは、口元で構えるのが主流でした。これは口元で構えることで顔の輪郭に、裏返した人差し指と中指が重なることで、顎のラインが綺麗になり、小顔効果が期待できるためです。裏返さないと難しいですね。

裏返したピースを口元で構え、上目遣いでプリクラを撮ると「盛れる！」「かわいく見える！」と皆こぞってやっていてプリクラ定番のポーズでした。それ以降プリクラや写真、現代ではセルフィーで、裏ピースは定番のハンドサイン、ポーズとして親しまれているのです。

最近では口元に構えるだけでなく、裏返した手を目元に構えたり、更に自由に裏ピースを楽しみ、進化している様子がインスタグラムなどで見られます。

プリクラのポーズとして人気が出たというのが最も大きな要因ですが、一方で他にも日本で裏ピースが人気になった要因があると言われています。それはヒップホップ、ラッパーへの憧れから始まったようです。

プリクラの流行と同じ頃、ヒップホップカルチャーが日本でも人気が出てきました。アメリカ人や外国人のラッパーなどが敵対するラッパーに向けて挑発の意味で、手を裏返し相手に手の甲を見せる裏ピースをしていました。ミュージックビデオ内でもカメラに向かって裏ピースをする様子が沢山見受けられました。

日本ではその真意を知ってか知らずか、外国人の有名ラッパーやミュージシャンがするかっこいいハンドサインとして若者がマネをし始め、手を裏返し、相手に手の甲を見せるピースをするようになりました。

これまでは日本で裏ピースがいつから始まったか、どういう時に使っているかを説明してきました。次は世界で裏ピースが使われ始めたのはいつかなのか、裏ピースが海外で外国人にはどんな意味合いを持つのかを辿っていきましょう。