妊娠中期の出血は危険!?赤ちゃんは大丈夫?原因と対処法!体験談も

【医師監修】妊娠中期は安定期と呼ばれる時期です。しかし、出血が起きることも実は少なくないのです。安定期の出血はお腹の赤ちゃんは大丈夫?と心配にもなります。妊娠中期に起こる出血は危険?原因と対処法などについて、先輩ママの体験談や産婦人科医の指摘を基に説明します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠中期の出血は危険?
  2. 妊娠中期の出血で自己判断は危険
  3. 妊娠中期の出血の原因
  4. 妊娠中期に起こる中絶や流産の危険性
  5. 出血が原因で貧血になることも
  6. 妊娠中期の痛みのない出血
  7. 妊娠中期の痛みのある出血
  8. 妊娠中期の出血時の対処法
  9. 妊娠中期の出血で確認すべきこと
  10. 妊娠中期の出血は慌てず冷静に対処しましょう

専業主婦

30代

妊娠中に出血してしまって、貧血になったこともあったなぁ。それで倒れたら本当に危険だから、ずっと家で安静にしてたよ。

増田陽子

内科医

特に妊娠前から貧血気味の人は妊娠中は普段貧血でない人でも貧血気味になりやすくなる時期です。ですので貧血対策を頑張りましょう。

妊娠中期の出血による貧血の危険性

血液は胎児へ酸素や栄養を送る大切な役割を果たします。もし出血や貧血が原因で血が足りなくなれば、胎児への栄養も行き渡らなくなるうえ、過度な貧血は酸素不足や栄養不足を引き起こし、早産や流産の原因にもなるでしょう。(※7)

妊娠中期の貧血防止はまずは鉄分

貧血を防ぐにはまずは鉄分を摂ることが重要です。鉄分には肉や魚に含まれる動物由来の鉄分と野菜や海藻類などに含まれる植物由来の鉄分があります。どちらも必要なので、バランスよく摂取するようこころがけましょう。

貧血は食事や生活習慣を変えることで防ぐことができます。妊娠中の貧血は出産後の赤ちゃんの発育にも影響をするので気を付けておきましょう。

貧血を防ぐには鉄分を摂ることが重要です。「肉や魚に含まれる動物由来の鉄分」と「野菜や海藻類などに含まれる植物由来の鉄分」は種類が違いますが、どちらも必要なので、バランスよく摂取するようこころがけましょう。

タンパク質やビタミンなども取り入れて

出典:https://www.pinterest.jp/pin/733805333016852168/

鉄分ばかり取るのもよくありません。タンパク質やビタミンなども取り入れてバランスの良い食事を心がけましょう。この機会に食事や生活習慣を見直してみるのもいいでしょう。あまりにも貧血がひどい場合は、貧血になりにくくなる鉄剤などの薬を医師に処方してもらいましょう。

(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてください)

妊娠中の食事バランスガイド!摂取制限や食べてはいけない物は?
妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選!

妊娠中期の痛みのない出血

妊娠中期の出血は、激しい痛みを伴うこともあれば全く痛みが無い場合もあります。痛みのない出血の場合はしばらく気が付かない人も多いでしょう。血液の不足から貧血になることもありますので注意しましょう。

女性

30代

妊娠中にトイレに行くとおりものシートに茶色い血が出てることが良くあった。量も少ないからそれほど気にすることは無いと言われたけど、何日も続くからやっぱり心配でしたね。病院で何度も相談して何とか出産まで迎えられたけど、自分じゃなく赤ちゃんが危険だと思うといてもたってもいられませんでしたよ。

痛みの無い出血に子宮頸管ポリープや子宮膣部びらん

人によっては妊娠中期の痛みの無い出血に子宮頸管ポリープや子宮膣部びらんがあります。ただ、少しの刺激で何度も出血し、貧血の原因になるので注意しましょう。

胎盤が子宮口の近くにできてしまう前置胎盤も痛みがほとんど無いため、気が付かないことが多いようです。出産にも影響してきますので早めに対処しておきましょう。

出血が一時的に止まっていても、再び出血しやすくなっているので、貧血になりやすいと捉えて鉄分を補うようにしましょう。

先輩ママ

30代

妊娠中期の5カ月の時に前置胎盤と診断されました。出血があったけど総合病院で出産する予定だったから、転院の必要も無くそのまま処置してもらえて一安心。出産時も出血の量がめちゃくちゃ多かったから、最初から総合病院で出産することにしといて良かった。