【妊娠2ヶ月】妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!体験談も多数!

【医師監修】妊娠4~7週目にあたる妊娠2ヶ月には、多くの女性が「赤ちゃんができたかも?」と妊娠に気付く時期です。この記事では妊娠2ヶ月目の妊婦さんと胎児の状態、妊婦さんにみられる症状や注意点などについてご説明します。多数ご紹介する先輩ママの体験談も参考にしてくださいね。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠2ヶ月ってどんな時期?
  2. 妊娠2ヶ月の妊婦さんの状態
  3. 妊娠2ヶ月の胎児の状態
  4. 妊娠2ヶ月の妊婦さんにみられる症状
  5. 妊娠2ヶ月の妊婦さんが注意することは?
  6. 妊娠2ヶ月で妊娠報告してもいいの?
  7. 妊娠2ヶ月は流産しやすい?
  8. 妊娠2ヶ月の食事のポイント
  9. 不安定な妊娠2ヶ月を乗り切ろう

妊娠2ヶ月の妊婦さんは「つわり」「流産への不安」などでストレスが溜まりやすいものです。しかし、過度のストレスも赤ちゃんに悪影響を与えます。「仕事に打ち込む」「趣味に没頭する」といったかたちで気分転換を行い、リラックスして過ごすよう心がけましょう。

妊娠2ヶ月で妊娠報告してもいいの?

妊娠している状態に気付くことが多い妊娠2ヶ月には「安定期までまだ先だけど、周囲に妊娠報告をするべきなの?」と悩んでしまうものです。流産の可能性もある妊娠2ヶ月の時点での報告には、気が引けてしまう方も多いでしょう。

ただ、妊娠2ヶ月から安定期までは身体的にも精神的にも不安定な状態が続きます。周囲には早めの報告をして、さまざまな面においてサポートをしてもらいましょう。その際には「つわりが始まっている」「安定期までは流産の可能性もある」といったことを告げておくと安心です。

先輩ママ(妊活経験有)

20代前半

「妊娠2ヶ月で職場に報告するのは早いかな?」と思ったんだけど、年度末だったし思い切って上司に相談することに。とても親身に話を聞いてくれて、新年度からの仕事内容にも気を遣ってくれた。おかげで産休に入るまで無理なく毎日出社できたよ。

妊娠2ヶ月目以降も仕事を続ける予定の妊婦さんは、職場の上司や同僚には自らの状態を早めに伝えておくのがおすすめです。産休に入るまでストレスなく仕事を続けられるよう、体の不調についても理解を求めましょう。

リエ先生

産婦人科医

仕事をしている人は職場への報告の時期について悩む人もいるでしょう。 妊娠中は体調変化が起こりやすいため、通勤時間の変更や仕事内容の変更、場合によっては仕事を休むことがあるかもしれません。体調がいい時に早めに上司には報告しておくと、いざと言うときに周囲の理解を得やすいでしょう。

妊娠2ヶ月は流産しやすい?

妊娠2ヶ月は母体も赤ちゃんもまだ不安定な時期で、流産という結果になってしまうこともあります。「妊娠2ヶ月で流産してしまった」という経験がある方もいるでしょう。また、この時期には出血や腹痛がみられたときに「流産しかけているのかも」と不安を感じる妊婦さんも少なくありません。そこで、ここでは妊娠2ヶ月における流産についてご説明します。

妊娠2ヶ月にみられる出血

妊娠2ヶ月には、さまざまな理由によって出血がみられることがあります。妊娠中は出血から流産をイメージしてしまう方も多いのですが、微量の茶褐色の出血であれば心配はいりません。微量の茶褐色の出血は「妊婦健診の内診時に傷が付いてしまった」という原因であることがほとんどです。

ただ「鮮血の出血が止まらない」「出血に伴って激しい腹痛がみられる」といった場合には注意しましょう。多量の出血やそれに伴う腹痛は、流産のサインである可能性もあります。気になる出血の症状があれば、早めに医師に相談してくださいね。

先輩ママ

20代後半

妊娠2ヶ月頃、茶色い出血があったから慌てて病院へ。茶色い出血は内診のときに付いた傷のせいだったみたい。赤ちゃんも元気だったから本当に良かった。腹痛があるときとか、真っ赤な出血で量が多いときはすぐに受診するよう言われたよ。

妊娠2ヶ月に起こりやすい流産

妊娠2ヶ月に多くみられる流産としては「化学流産」「稽留流産」が挙げられます。化学流産は「受精はしたものの、受精卵が着床できなかった」という状態で、妊娠2ヶ月の初まりである生理予定日付近でみられるものです。化学流産となった場合、妊娠検査は陽性であったにもかかわらず「生理と同等の出血」「腹痛」が起こります。

稽留流産は「赤ちゃんが妊婦さんの子宮内に残ったまま亡くなってしまう」という状態で、こちらも妊娠2ヶ月の時期に起こりやすいものです。「出血や腹痛などの予兆がみられにくい」というのが稽留流産の特徴で、妊婦健診で指摘されて初めて気づく妊婦さんも少なくありません。腹痛や出血以外に気になる症状があれば、医師に相談しましょう。

妊娠2ヶ月の食事のポイント

妊娠2ヶ月には赤ちゃんの成長に向けて、妊婦さんもたくさんの栄養が必要になります。そのため、妊娠2ヶ月における「栄養バランスの取れた食事」は非常に重要であると言えるでしょう。そこで、ここでは妊娠2ヶ月目の食事のポイントについてご説明します。「つわりで食事が上手く摂れない」という妊婦さんも多い時期ですが、可能な範囲で実践してみましょう。

(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)