【妊娠7ヶ月】妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!体験談も多数!

【医師監修】妊娠7ヶ月目は、妊娠24週から27週までの4週間の期間を指します。妊娠7ヶ月になると妊娠中期も終盤にさしかかり、赤ちゃんも急成長するので、お腹が大きくなっていくのが感じられる頃ですね。この時期の様子を体験談を通してみていきましょう。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠7ヶ月目の妊婦さんの様子は?
  2. 妊娠7ヶ月目からは妊婦健診が2週に1度に
  3. 妊娠7ヶ月目の体重増加の目安は?
  4. 妊娠7ヶ月目の胎児の状態は?
  5. 妊娠7ヶ月目の妊婦さんに起こりやすい症状
  6. 妊娠7ヶ月の妊婦さんへの注意点!
  7. 妊娠7ヶ月目の体験談!
  8. 妊娠7ヶ月は安定期最後の月

妊娠27週目になると、お腹の大きさもだいぶ目立つようになり、動くのがつらく感じる妊婦さんが増えてきます。妊娠27週目からは特に体重管理と出産に向けての体力づくりなど母体の健康のために、動くことを意識して生活することが大切になるでしょう。

(妊娠27週目の状態については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠27週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!陣痛が始まる?体験談も

妊娠7ヶ月目の妊婦さんに起こりやすい症状

妊娠7ヶ月は妊娠中期の安定期と言われる時期で、比較的体調がいい時期とされています。しかし、安定期と呼ばれる時期であっても妊娠中は非妊娠時の状態とは異なり、トラブルも起こりやすいのです。妊娠7ヶ月の時期に母体に起こりやすい症状を見ていきましょう。

妊娠7ヶ月目の妊婦さんに起こりやすい症状【動悸や息切れ】

妊娠7ヶ月目は、胎児も母体のお腹の大きさ共に急激に大きく成長する期間になります。妊婦さんのお腹は大部分を子宮が占め、心臓や横隔膜が圧迫されている状態です。また、血液量も増加するので心臓に負荷がかかりやすくなっています。動悸や息切れなどが起こり、少し動いただけで苦しく感じたら、少し止まって呼吸を整えるようにしましょう。

妊娠7ヶ月目の妊婦さんに起こりやすい症状【お腹の張りを頻繁に感じる】

妊娠7ヶ月目は、子宮が急激に大きくなるのでお腹の張りを感じやすくなる時期です。また、妊娠中期の子宮の収縮もあるため、お腹の張りが頻繁に起こりやすくなっています。その時は横になって安静にしましょう。小さい腹痛や休んで良くなるお腹の張りなら問題ありません。張りが続いたり生理痛のときのような腹痛や出血があったら、産婦人科に連絡しましょう。

(妊娠7ヶ月のお腹の張りについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中期のお腹の張りの原因は?対処する方法はあるの?

妊娠7ヶ月目の妊婦さんに起こりやすい症状【つわり】

つわりの主な原因は妊娠中に分泌されるプロゲステロンというホルモンにあります。妊娠7ヶ月でのつわりの原因は、胃が圧迫されて吐き気を感じるつわりや、便秘が原因でつわりのような症状がある場合です。また、妊娠初期のつわりがこの時期でも治まらないという方もいらっしゃいます。

妊娠後期のつわりは、「後期つわり」とも言われるつわりの症状で、悪化することもあります。臨月に赤ちゃんが下がってくると、胃の圧迫感から解放されてつわりはなくなるようです。つわりの症状で悩んでいる時期は、少量の食事を何回も分けて摂ったり、消化の良い物を選ぶようにして、つわりを和らげる方法を試しましょう。

妊娠7ヶ月の妊婦さんへの注意点!

胎児の状態が安定していると言われる安定期の妊娠7ヶ月でも注意が必要です。赤ちゃんも母体も、安全に妊娠中を過ごすことが大切ですね。特に、安定期である妊娠7ヶ月に気をつけるべき点を見ていきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠における安定期とは、流産の可能性が高い妊娠初期や、分娩の時期に近づく妊娠後期ではなく、比較的落ち着いている、という意味です。 安定期だから旅行できるとか、勘違いしている妊婦さんも多いので、その辺りは注意が必要です。

妊娠7ヶ月の妊婦さんへの注意点!【前置胎盤には特に要注意】

前置胎盤とは胎盤の位置が子宮口から近い位置にあることを指します。子宮口を塞いでしまうケースがあるので要注意です。前置胎盤は急な出血のリスクが高く、母子ともに危険になることもあります。前置胎盤と診断されたら薬や手術で治すことができないため、できるだけ安静に過ごすよう指示されが、妊娠初期の頃だったら治ることもあるそうです。


妊娠中期の妊娠7ヶ月で前置胎盤と診断されると、約半数の人が治ることなく分娩を迎えたという結果となっています。後期でも前置胎盤が治らなければ、帝王切開での出産になることが多いようです。母体と胎児ともに危険にさらされる前置胎盤ですが、もしなった場合でも、医師の指示に従って生活するようにすれば心配いりません。