【医師監修】妊娠14週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!性別がわかる時期?

安定期を目前に控えた妊娠14週目。妊娠14週目に入った妊婦さんは体調も落ち着いてきて、ようやく気持ちに余裕が出てくる頃ではないでしょうか。ここでは妊婦さんや赤ちゃんの状態、過ごし方のポイントや注意点など、妊娠14週にまつわる様々な情報を幅広くご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠14週目はのどんな時期?妊婦の状態は?
  2. 妊娠14週目にはつわりは終わる?
  3. 妊娠14週に起こりやすい症状
  4. 妊娠14週の妊婦のお腹の大きさは?【画像あり】
  5. 妊娠14週目の胎児の状態は?
  6. 妊娠14週の赤ちゃんのエコー検査【動画・画像あり】
  7. 妊娠14週目に胎動は感じる?
  8. 妊娠14週目の注意点!流産の確率は?
  9. 妊娠14週に性別はわかるの?
  10. 妊娠14週目の過ごし方のポイント5選!注意点も!
  11. 安定期までもう少し!

エコー写真では赤ちゃんの動く様子を見ることができた妊婦さんもいるでしょう。しかし赤ちゃんが動いていても胎動を感じることは少ないようです。

胎動を感じるのはまだ先

胎動を感じられるのはもう少し後になりそうです。妊娠中期に入った妊娠17~18週目頃になると、これって胎動?と思うような腸の動きに似た感覚が出てくる方がいるでしょう。金魚がお腹の中にいるような感じという方もいます。ほとんどの妊婦さんは妊娠22週目頃にはしっかりと胎動を感じられるようになるので、焦らずに初めての胎動を楽しみに待ちましょう。

女性

20代前半

妊娠17週の頃から、とくに便秘や下痢でもないのに腸が動くような感覚が起こるようになりました。妊娠18週でようやくこれが胎動であるということに気づきました。

今までエコーでしか赤ちゃんの様子を確認できなかったのが、胎動を感じられるようになるとエコーで確認しなくても赤ちゃんの様子がわかるようになります。

なかなか胎動を感じられないという方も、不安に思う必要はありません。胎動をいつ感じるかは個人差がありますし、激しく動く子やおとなしい子というように胎動をママに伝えられるかどうかにも個人差があります。

女性

30代前半

妊娠19週に入って、家でテレビを見ていたら、お腹の中で何かが動くのを感じました。初めは気のせいだと思っていましたが、だんだんと蹴るような衝撃も加わり、胎動だと認識できました。

寝る前の横になっている態勢や、くつろいでいる時に胎動を感じたという方が多いです。リラックスしながらゆっくりと胎動を感じるのを待ちましょう。

少数派ではあるものの胎動を感じる妊婦さんも

中には妊娠14週目に胎動を感じたという妊婦さんもいます。初産婦の妊婦さんよりも経産婦の妊婦さんの方が胎動を感じやすいようです。経産婦の妊婦さんは胎動がどのような感覚なのかをすでに経験しているため、わかりやすいのかもしれません。

女性

30代前半

妊娠14週目に入って家のソファで横になっていたら、お腹のおへその下あたりでピクピクっと痙攣したような感じがありました。これが何度も続いていたので胎動だと思いました。

産婦人科の先生に聞いてみましたが「14週で胎動は感じない」と言われてしまいましたが、自分の中では胎動であると確信しています。

出産未経験の女性の産婦人科医や男性の産婦人科医は、一般的に言われる妊娠20週ごろに胎動を感じられるということを基準に考えているため、先生に伝えたとしても信じてくれないことが多いようです。

妊娠14週目の注意点!流産の確率は?

「12週の壁」とも言われるように、妊娠12週目以降は流産の可能性が下がる時期に突入します。一安心した妊婦さんもたくさんいるかもしれませんが、安心するのはまだまだ先です。妊娠中はどの時期であっても、妊娠していないときより注意しながら生活する必要があります。

もし大量の出血があったり、強い腹痛があった場合は注意が必要です。妊娠14週目の注意点や流産について見ていきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠12週から15週は胎盤がほぼ完成に近づく時期であり、エストロゲン、プロゲステロンの産生場所がほぼ胎盤になるので流産の確率は軽減します。

妊娠14週目の流産は「後期流産」

赤ちゃんが妊娠14週目の段階で外へ出てきてしまったり、お腹の中で亡くなっていたりという場合「後期流産」に分類されます。妊娠11週目までは「初期流産」と区別しており、妊娠12週以降の「後期流産」の場合、死産届を提出しなければなりません。

流産の兆候としては出血が大量に起きたり、腹痛を強く感じるなどがあります。しかしこれらの兆候の前に、普段と異なるお腹の張りや少量の出血があるという方もいます。流産にならない為にも、妊娠中は特に痛みや出血など僅かな体調の変化に気づくことが大切です。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠12週以降の後期流産は死産と定義しています。