【医師監修】妊娠14週の妊婦・胎児の状態は？症状や注意点！性別がわかる時期？

妊娠14週目に入った妊婦さんは「妊娠12週目の壁」と言われる初期流産のリスクが高い時期を過ぎ、安心している方も多いことでしょう。まだまだ出産への道のりは長いですが、お腹の中の赤ちゃんは目まぐるしく成長しています。

まずはこの妊娠14週が妊婦さんにとって具体的にどんな時期なのか、どんな状態にあるのかを説明していきます。（妊娠14週のお腹の中の赤ちゃんの状態については、エコー検査の動画なども交えてこの次に紹介します）

妊娠14週目の子宮の大きさはグレープフルーツくらいの大きさです。妊娠していないときの子宮の大きさがニワトリの卵ほどの大きさと考えると、かなり大きくなったことがわかります。子宮は身体の臓器の中で最も大きさが変化する臓器とも言われているのですよ。子宮はこれからまだまだ大きくなっていきます。

グレープフルーツがお腹に入っていると考えると、少し違和感があるかもしれません。妊娠14週目の妊婦さんはこの時期からようやくお腹の膨らみを感じられるようになってきます。

つわりがひどくて体重が落ちてしまった妊婦さんは、まだお腹の膨らみを感じられないという方もいるようですが、個人差がありますので安心してください。（この記事の後半でこれらに関連する体験談もご紹介しますね）

妊娠がわかったころから徐々に始まるつわり。妊娠8～10週ごろにピークを迎え、妊娠14週ごろになると治まってくる妊婦さんが多く出てきます。つわりには個人差があり赤ちゃんによっても異なるため、妊娠中ずっと出産までつわりが続いたという妊婦さんもいるでしょう。（※1）

妊娠14週目に入ってつわりが治まる妊婦さんが増えるのは、胎盤の完成と深いかかわりがあるようです。

つわりで苦しんでいる時期はホルモン分泌もすべて妊婦さんが担う必要がありました。しかし胎盤ができあがると、今まで行ってきた役割を胎盤が肩代わりをしてくれるようになるのです。そのためつわりが治まったり、体温も落ち着いたりしてくるのですね。

つわりが治ってくるとはいえ妊婦さんに油断は禁物です。後半では妊娠14週目の「過ごし方のポイント」や「注意点」を紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。

（つわりについては以下の記事も参考にしてみてください）