お嬢様のお言葉をしかと聞け！挨拶〜悪口まで一周回って面白いセリフ25選！

お嬢様言葉では、自分のことは「わたくし」と呼びます。自分のことを名前で呼んだり「わたし」「うち」「自分」という呼び方をする女性も増えていますが、そういった呼び方はお嬢様言葉にはふさわしくありません。普段から「わたくし」という人はアニメキャラでしか見ないですが、それでも「わたくし」が不自然に感じさせない人が真のお嬢様なのでしょう。

ちなみに「わたくし」と発音がよく似ている「あたくし」という一人称。こちらは、お嬢様言葉のような上品さももちろんありますが、どちらかというとマダムに近い呼び方です。よりお嬢様らしく感じるのは、おしとやかさを感じさせる「わたくし」の方でしょう。

お嬢様言葉で相手のことを呼ぶ時には「あなた」を使うのが主流です。相手がたとえ目下の人であっても「お前」や「君」のような乱暴な言葉は決して使いません。柔らかさを感じさせる言葉遣いが、話し方や振る舞いの上品さを際立てます。

「あなた」という呼び方は、40代から50代以上の方だと使っている人も割と多いですよね。会話の中で自然に「あなた」という呼び方ができる人からは、やはり育ちの良さや上品さを感じます。

名前の後につけるのは「～君」「～ちゃん」「～さん」というのが一般的ですが、お嬢様言葉では「～様」を使います。病院やお店に行った時には使われるかもしれませんが、日常会話の中で「～様」と呼ばれる機会はそうないので、様付けで呼ばれた側も少し上品な気持ちになりますよね。小さな子供に対しては「～ちゃま」という使い方をします。

いくら選ぶ言葉がていねいで上品なものでも、口調がひどければ良い印象は伴いません。では、お嬢様言葉を使っていても違和感がない人というのは、どのような口調をしているのでしょうか。その特徴をご紹介していきます。

お嬢様のような上品さを感じさせる人は、話すスピードがゆっくりと落ち着いていて、いつでも一定のテンポでしゃべります。いくらていねいなお嬢様言葉を使っていても、早口気味にまくしたてるような口調では品格も失われてしまいます。ゆっくりと穏やかな口調で話すことが、お姫様言葉をより効果的に魅せる方法です。

若い世代は特に「ありがとうございます～」「いらっしゃいませ～」というように、語尾の伸びを指摘されることが多いです。語尾が無意味に伸びていると、相手にやる気のなさや気だるさのようなものを感じさせてしまい、上品とはかけ離れた印象を与えてしまいます。

お嬢様に求められるのは、気品あふれる凛とした態度。語尾の伸びた話し方はお嬢様言葉にはふさわしくありません。お嬢様口調のおしとやかな女性を目指すなら、最後の文字の後すぐに「。」が来るようなスマートな話し方を心がけましょう。