お嬢様のお言葉をしかと聞け！挨拶〜悪口まで一周回って面白いセリフ25選！

お嬢様言葉には、普段の会話をていねいな言い回しに変えてより上品にする独特の言葉遣いがあります。現代にも残っているていねいな言葉遣いも中にはあるので、お嬢様言葉の中では比較的馴染みやすいはずですよ。では、お嬢様言葉の言葉遣いについてご紹介していきます。

お嬢様言葉はとことんていねいな言葉遣いをするのが基本なので、あらゆる単語の前に「お」か「ご」を付けます。「お」の例としては「お紅茶」「お綺麗」など。「ご」の例としては「ご本」「ご心配」などがあります。普段使っている「お箸」や「ご飯」などもお嬢様言葉の派生言葉のようなものなので、これは比較的取り入れやすい特徴でしょう。

お嬢様言葉を使いこなす人は、簡単な相槌でさえも手を抜きません。「そうですね」という肯定の相槌には「さようでございます」というていねいな言葉を使います。今ではホテルや高級ブランドのお店などでしか聞かないセリフですが、お嬢様言葉では頻繁に使われる言葉となっています。

お嬢様言葉では、基本的には謙譲語を使います。謙譲語は通常だと目上の人やお客様などに使う敬語ですが、それがたとえ目下の人であっても謙譲語を選んで使うのです。謙譲語は相手に敬意を表す言葉ですから、謙譲語を使って話すことによって、お嬢様のつつましさなども表現されます。

お嬢様言葉には、私たちが普段使わないような言葉も多くあります。その中から、お嬢様の日常会話で特に良く使われる言葉をご紹介していきますね。

飲食店での勤務経験があれば「トイレ」という言葉を客前で使ってはいけないというルールに出会ったことがある方もいることでしょう。「トイレ」というのは汚物を連想させる言葉ですから、食事中にその言葉を使うのはふさわしくないという考えから作られたルールです。

その考えはお嬢様言葉にも共通しています。お嬢様言葉では「トイレに行ってきます」の代わりに「お花を摘みに行ってきます」という言葉を使うのがお決まりのようです。それが食事中でなくても、どんなときでも相手を不快にさせないような綺麗な言葉を選んで使うようにしています。「バラの木を採取してきます」という場合もあるそうですよ。

お嬢様言葉では「ありがとう」の前に一言「どうも」を付け加えます。「どうも」が加わることで少し柔らかい印象になり、上品なイメージもプラスされます。「どうもありがとう」というのはお嬢様に関わらず、紳士な男性などにも見受けられる言葉遣いです。ただの「ありがとう」よりもていねいさが伝わる言葉ですね。