妊娠超初期の頭痛の原因と対処法!妊娠超初期に現れる症状について

【医師監修】妊娠中、頭痛に悩まされいませんか?妊娠中に頭痛は起きこりやすく、その症状は妊娠超初期と妊娠初期では異なります。そのため頭痛の対処法も、妊娠初期と妊娠超初期で異なるのです。今回は妊娠超初期に焦点を絞り、頭痛の原因や対処法それ以外の症状についても説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠超初期に起こる頭痛
  2. 妊娠超初期の頭痛の原因
  3. 妊娠超初期の頭痛の対処法
  4. 妊娠超初期の症状とは?
  5. 妊娠超初期は流産に注意
  6. 妊娠超初期の頭痛には適切な対処法が必要

妊娠超初期に起こる頭痛

妊娠初期の中でも、特に最初の1ヶ月は「妊娠超初期段階」と呼ばれています。この時期は妊娠検査薬にもよりますが、陽性の反応が出にくく、妊娠に気付かないままでいるケースも少なくありません。2ヶ月目を迎えると「妊娠初期」と呼ばれ、この時期に妊娠に気付く場合が多いようです。

子宮内膜に受精卵が着床して妊娠が確定すると、体内の環境は受精卵を成長させるために変化していきます。この時期、妊娠超初期に起こりやすい症状が頭痛なのです。頭が痛くなる以外にも、熱っぽく感じたり吐き気がある場合もあります。頭痛には大きく分けると偏頭痛と緊張型頭痛の2種類です。

妊娠超初期の偏頭痛

妊娠超初期に起こる偏頭痛の症状として、まず特徴的なのがズキンズキンと頭の中で脈打つような痛みです。偏頭痛がいったん始まると、少し動いただけでも痛みが強くなるので動くのが苦痛になります。また、普段気にしないようなちょっとした光をまぶしく感じたり、小さな音に敏感に反応したりもするようです。

さらに、吐き気や嘔吐の症状が出る場合もあります。妊娠超初期の段階では、吐き気や嘔吐は頭痛が原因のことが多く、偏頭痛と嘔吐や吐き気が同時に起こることもよくあるのです。(※1)

妊娠超初期の緊張型頭痛

偏頭痛とは異なり、頭全体が締め付けられるように痛むのが緊張型頭痛です。ストレスや緊張状態が続いた場合、脳や肩などの筋肉が緊張して血行が悪くなり老廃物を排出しにくくなります。その結果、老廃物がたまり、神経を刺激して頭痛を起こすのです。

妊娠に気付きにくい妊娠超初期では、偏頭痛も緊張型頭痛も同じくらいの割合で起こりやすい症状です。どちらのタイプであっても、頭痛薬の使用は医療機関などで相談するようにしましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

緊張性頭痛に関しては、筋疲労による頭痛ですので、薬物治療に頼らずとも生活習慣の見直しや、マッサージなど 効果的な改善方法はあります。 妊娠中ですので、できれば薬剤に頼らずに対応するようにしましょう。

(妊娠超初期の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠したら生理予定日1週間前から変化が出る?妊娠超初期症状の体験談多数!

妊娠超初期の頭痛の原因

人によっては、痛みに耐え切れないほどの頭痛を起こすこともあります。妊娠超初期段階の偏頭痛は、水分や栄養を蓄えようとプロゲストロンの活動が活発になり、血管が膨張するために起こるようです。あるいは、エストロゲンの活動が衰えることで血管の調整機能を担うセトロニンが失われて編頭痛の原因になります。

一方、緊張型頭痛はストレスなどでホルモンバランスが崩れることで起こります。ホルモンバランスの乱れにより自律神経が影響を受けると、脳の血管が細くなり血流が悪くなるため頭痛が起きるのです。

(妊娠超初期の腰痛については以下の記事も参考にしてみてください)

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妊娠超初期の頭痛の対処法

偏頭痛と緊張型頭痛では、対処法は異なります。まずは「どちらの頭痛なのか」を見極めることが重要です。もし間違った対処をしてしまうと、かえって悪化してしまう場合もあります。また、頭痛薬には胎児によくない成分が入っている場合があるため、自己判断で頭痛薬を使うのは控えましょう。頭痛薬を使いたい場合は、医療機関などでご相談ください。

また、頭痛と同時に肩こりを発症する場合もあります。肩こり用の湿布薬などは、胎児に影響を及ぼす可能性があるので、肩こりを感じたら湿布薬を使わずに肩をまわしたり軽い運動したりして、肩こりをほぐしてみてください。肩こり用の湿布薬を使用する時は、医療機関など相談をするといいでしょう。

偏頭痛の対処法