妊娠超初期の頭痛の原因と対処法!妊娠超初期に現れる症状について

【医師監修】妊娠中、頭痛に悩まされいませんか?妊娠中に頭痛は起きこりやすく、その症状は妊娠超初期と妊娠初期では異なります。そのため頭痛の対処法も、妊娠初期と妊娠超初期で異なるのです。今回は妊娠超初期に焦点を絞り、頭痛の原因や対処法それ以外の症状についても説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠超初期に起こる頭痛
  2. 妊娠超初期の頭痛の原因
  3. 妊娠超初期の頭痛の対処法
  4. 妊娠超初期の症状とは?
  5. 妊娠超初期は流産に注意
  6. 妊娠超初期の頭痛には適切な対処法が必要

妊娠超初期の偏頭痛の場合は、頭を冷やすことが有効的です。保冷剤をハンカチなどで巻いたり冷たいタオルを使ったりして頭を冷やせば、頭痛が軽減されやすくなります。動くのもつらい頭痛であっても、安易に頭痛薬を使うことは控えましょう。

もし頭痛と同時に肩こりもある場合は、湿布薬を使わずに軽い運動がおすすめです。少し体を動かすことは胎児のためにもいいので、肩こりを感じた時には自宅でできるような軽い運動をしましょう。

緊張型頭痛の対処法

出典:https://www.pinterest.jp/pin/577023770979622418/

緊張型頭痛の場合はストレスが原因であることが多いため、リラックスや気分転換をすることで症状が和らぎます。例えばお風呂に入ってゆっくりしたり、深呼吸したり、リラックスをして緊張を和らげるように心がけましょう。

また、妊娠超初期の緊張型頭痛は、生活習慣の乱れが原因の可能性もあります。早寝早起きを心がけて生活のリズムを取り戻すことで、頭痛が和らぐ場合もあるでしょう。頭痛薬を使わずに頭痛を改善させることを心がけましょう。

(妊娠超初期の発熱については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期〜初期の熱や微熱!胎児に影響は?原因や対処法!体験談も!

妊娠超初期の症状とは?

妊娠超初期は妊娠に気付きにくい時期ですが、頭痛以外にも様々な体調の変化や寒気、吐き気など色んな症状が起ります。早く妊娠に気付けば、体調管理もしやすくなりますよね。生理前の症状とはまた異なる症状があるので、参考にしてみてください。

1.妊娠超初期の症状【おりもの】

妊娠超初期のおりものは、普段のおりものや生理前のおりものとは少し違っています。妊娠するとホルモンの分泌が多くなるため、おりものの量も増加するのです。また、においが普段より強くなることも多いでしょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中のおりものに関しては白いクリーム状のトロッとしたおりものが出ることがありますが、概ね問題ないことが多いです。 出血など、すぐに病院に相談しなければいけないもの以外は、あまり気にしすぎないようにしましょう。

2.妊娠超初期の症状【つわり】

妊娠の代表的な症状は「つわり」ですよね。つわりは食欲不振や吐き気などの症状があり、妊娠初期に出やすい症状ですが、妊娠超初期段階でも吐き気を感じる人がいます。

妊娠検査薬の陽性反応が出にくい妊娠超初期ですが、吐き気などの症状から妊娠を想定できる場合もあります。吐き気をきっかけに妊娠の可能性に気付くと、体調管理をしやすく流産の予防にもつながるのです。(※1)

産婦人科医  カズヤ先生

妊娠超初期につわりが始まる人もいますが、一般的につわりの症状が出るのは妊娠初期の5~6週前後です。

3.妊娠超初期の症状【寒気】

妊娠超初期段階に寒気を感じる人も少なくありません。全身に寒気を感じたり、手足の先が冷えるような寒気を感じたりと、寒気の感じ方は人それぞれです。つわりが原因となる寒気もあります。

寒気を感じると、妊娠と気付かない場合には風邪を疑ってしまうかもしれません。しかし、安易に風邪薬などを飲んでしまうと、胎児に影響を及ぼしてしまうため注意が必要です。