妊婦はカフェインに注意!可能な摂取量は?妊娠初期から胎児に影響が?
【医師監修】妊娠中はカフェインの摂取量に注意する必要があると言われています。もし妊娠初期や、特に妊娠に気づきにくい妊娠超初期にカフェインを飲んでしまったら、何か影響があるのでしょうか。妊娠初期をはじめ妊娠中のカフェインにまつわる疑問について詳しくご説明します。
妊娠初期にカフェインを取りすぎた場合、胎児に現れる影響やリスクとして下記のようなものがあります。
【カフェイン中毒症状】
— 大阪の漢方エキスパート こつめ先生13 (@kotumebig) November 14, 2017
・めまい
・心拍数の増加
・興奮
・不安
・震え
・下痢
・吐き気
などが見られます。
また長期的な影響としては
・高血圧のリスクが上がる
・骨粗しょう症のリスクが上がる
・妊婦の場合胎児の発育を阻害#カフェイン #中毒 #コーヒー #漢方 #ストレス
●血管が収縮し、お腹の張りが促されることで流産のリスクがある
●胎盤から胎児へ届く血液が不足して胎児の発育を妨げる
●血液が不足すると胎児へ酸素や栄養素が十分に届かなくなる
カフェインの胎児への影響は各国研究が進められているものの、はっきりとした結果は出ていません。影響が出るのも「カフェインを取りすぎた場合」とされており、妊娠初期に飲んだとしても「過剰に取りすぎたのでなければ問題ない」という見解もあります。しかし先にご説明した通り、1日あたりのカフェイン摂取量は100mgにとどめるのが安心でしょう。(※2)
(妊娠超初期から初期の胎児への影響は、以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期のカフェインは妊婦にも影響が
妊娠初期に過剰にカフェインを飲んでしまった場合に現れる影響は、胎児のみならず妊婦にも及びます。
カフェインに含まれる「タンニン」というポリフェノールの一種がカルシウムや鉄と結合すると、カルシウムが尿に排出される量が増えたり、鉄分の吸収を阻害して貧血の原因になることがあります。胎児だけでなく、妊婦のためにもカフェインの取りすぎには注意しましょう。
(妊婦の食事の摂取制限については、以下の記事も参考にしてみてください)
カフェインに注意するのは妊娠初期だけ?
妊娠初期のカフェイン摂取に注意が必要なのは上記で解説した通りですが、妊娠初期以降はどうなのでしょうか。以下では「カフェインの摂取量に注意が必要な時期はいつまでなのか」について解説します。
妊娠初期以降にも影響がある
カフェインの摂取量は、妊娠初期以降も引き続き注意が必要です。胎盤や胎児の内臓が形成された妊娠中期以降も、母体を通して胎児にカフェインが届くことに変わりないからです。もしもカフェインを過剰に飲んでしまった場合、発育不全や発育障害が起こり、低体重で赤ちゃんが生まれたり、血管が収縮して早産が起こりやすくなることもあります。
また、妊婦自身の体調が整っていない時は、カフェインが原因で胃痛や下痢に悩まされたり、肝機能が低下していると高血圧のリスクも高まります。
授乳中もカフェインに注意が必要
カフェインの覚醒作用は、出産後も赤ちゃんへ様々な影響を与えます。もし母乳育児をしているママがカフェインを取りすぎた場合、母乳に含まれるカフェインが赤ちゃんの体内で作用し、赤ちゃんが興奮してしまいます。その結果「もう夜なのにいつまでも寝てくれない」「落ち着きがなく、夜泣きがひどい」など、ママを悩ませる症状が現れることがあります。
妊娠初期からカフェイン取りすぎを防ぐ方法
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