妊娠悪阻とは?つわりとは違う?原因や症状、治療法は?実体験あり
【医師監修】妊娠初期のつわりは、めまいや吐き気でつらいですよね。つわりの症状がひどくなると、妊娠悪阻(にんしんおそ)という病気に進行してしまうケースがあることをご存知ですか。入院が必要な場合もある妊娠悪阻の症状から予防対策まで、体験談も交えながらご紹介します。
妊娠悪阻とは?

つわりの苦しさは多くの妊婦さんが身をもって実感しています。しかし、妊娠悪阻についてはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。それでは、つわりと妊娠悪阻の症状についてご紹介します。
つわりは「とにかく気持ち悪い」
つわりは妊娠初期(5~14週ごろ)にほとんどの妊婦さんが経験します。つわりの症状は「めまい」「吐き気」「食欲不振」「倦怠感」「頭痛」などです。この時期は、妊婦さんが食事を上手にとることが難しくなってしまいます。「めまいがするし、とにかく気持ち悪い」「食べ物のにおいだけで吐き気がする」と振り返る人も多いですよね。
飲食できなくなる妊娠悪阻
つわりの症状が深刻化して、治療が必要になるのが妊娠悪阻です。食事をまったくとることができず、水を飲むことさえできない状態にることもあります。栄養失調や脱水症状を引き起こす危険性もあるため、注意が必要です。(※1)
カズヤ先生
産婦人科医
つわりで食事が取れないだけならまだしも、水分も摂取できない妊娠悪阻になってくると脱水症状を引き起こし 非常に危険な状態になる可能性があります。 点滴加療が必要なケースもありますので、必ずかかりつけ産婦人科医に相談しましょう。
(妊娠初期のつわりの症状や対策については以下の記事も参考にしてみてください)
つわりと妊娠悪阻の違いは?

つわりを漢字で表記すると「悪阻」です。そのため、つわりと妊娠悪阻は同じ症状のように考えられることもあります。つわりと妊娠悪阻は具体的にどう違うのでしょうか。
妊娠悪阻はつわりの延長線上
つわりと妊娠悪阻の違いを一言で表すと「重症度」です。つわりが重症化したものが妊娠悪阻になります。「めまいがひどくて立ち上がれないほどになる」「吐き気が治まらず食事ができなくなる」など、妊娠悪阻はつわりの延長線上にあると考えてよいでしょう
つわりと妊娠悪阻の線引きはなかなか難しいのが現状です。しかし、つわりだからと軽く考えていると、妊娠悪阻に発展してしまうケースもあります。めまいや吐き気などの症状がつらいと思った段階で産婦人科に相談してみましょう。血液と尿検査で脱水症状などを調べて、妊娠悪阻かどうか診断されます(※2)。
つわりと妊娠悪阻の原因は?

妊娠悪阻の原因は、つわりが悪化することにあります。つわり時期にあるすべての妊婦さんが、妊娠悪阻発症の可能性を抱えているということです。それでは、つわりはなぜ起こるのでしょうか。
つわりの原因は未解明
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