安産体操とは?どんな効果が?やり方は?いつから始める?【動画で解説】

【医師監修】妊娠すると誰もが安産を願いますよね。安産の為にできることとして、安産体操というものがあるのをご存知でしょうか。安産体操にも種類があり、いつから始めるか、またその効果ややり方も異なります。今回は安産体操の効果ややり方、いつから始めるかを動画を使ってご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 安産体操とは?いつから始めるの?
  2. 安産体操にはこんな効果が!
  3. 動画あり!効果別の安産体操のやり方
  4. 臨月に入ってからの安産体操
  5. 安産体操をする上での注意点
  6. 安産体操でスムーズな出産を目指しましょう!

あぐらのような姿勢で足の裏同士を合わせ、上半身をゆっくり前に倒します。倒しながら息を吐き、息を吸いながら上体を起こしましょう。

ゆっくりと呼吸することを意識しつつ、無理やりではなく上体の重さだけで倒すようにましょう。股関節が柔らかいと産道も開きやすくなり、分娩時に役立ちます。ぜひチャレンジしてみてください。

動画あり!効果別の安産体操のやり方【骨盤をほぐす体操】

仰向けに寝た状態で、両膝を上げて外回り10回、内回り10回膝を回します。両足同時が辛い場合は片足ずつでも構いません。骨盤が開きやすいと赤ちゃんもスムーズに産道を降りてこられるので、臨月になったらぜひこの骨盤のストレッチを取り入れてみてください。

動画あり!効果別の安産体操のやり方【骨盤底筋の体操】

仰向けで寝た状態で、足を組みます。その状態からお尻の上げ下げを5回ほど繰り返し、足を組み替えて同じく5回ほど行ってください。次に両足を床に付けた状態でゆっくりお尻を上げていき、一番高い位置で5秒間キープします。骨盤底筋は出産の時に重要な筋肉です。しっかり鍛えて柔らかくして安産に繋げましょう。

臨月に入ってからの安産体操

ここまでで、安産体操をいつから始めて良いのかについてはご説明しました。しかし、臨月に入ってからの安産体操には重要な役割と危険もあります。ここでは臨月での安産体操についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

スクワットで陣痛促進?

妊娠後期から臨月に入り経過が順調だと、有酸素運動を勧められることがあるかもしれません。スクワットも有酸素運動の一つです。スクワットは室内で気軽にできる為、多くの妊婦さんが取り入れています。

これは骨盤底筋を鍛える役割のほか、子宮口を開きやすくし陣痛を促進するとも言われているからです。ぜひ安産のためにスクワットを始めてみてはいかがでしょうか。

階段昇降は破水に要注意!

臨月の運動として、医師から階段昇降を勧められる場合もあります。階段昇降もスクワットと同様に股関節や骨盤周りを鍛えることができ、子宮口を開きやすくする効果があるからです。しかし、はスクワットより運動量が多く、無理をしてお腹の張りに気が付かず破水してしまう例があります。注意しましょう。

破水してしまうと感染症のリスクが高まってしまうので、あくまでも無理のない程度に行います。体調が良くなかったり、お腹の張りがあるときは控えるようにてください。また、万が一運動中に破水してしまった場合は、慌てずに病院に連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

臨月になったといっても、破水には適当なタイミングというのがあります。ベストなのは子宮口全開で破水が起こる適時破水ですが、陣痛開始前に破水が起こってしまうと前期破水といって、分娩までに赤ちゃんや母体に感染症が起こってしまう危険があるので、注意が必要です。

(破水については以下の記事も参考にしてみてください)

破水に気づかないと危険?原因は?尿漏れなどとの見分け方は?体験談も
破水とは?種類がある?色・量・匂いでの見分け方!体験談も!