【妊娠4週目】胎児の状態と妊婦の変化は？流産の可能性は？体験談も

生理が遅れると、すぐに妊娠検査薬を使って確認をしたくなります。しかし、一般的な妊娠検査薬の使用可能期間は、生理予定日の一週間後からです。妊娠4週目はちょうど「妊娠検査薬が使用可能になるまでの間の時期」にあたるので、推奨される期間には入りません。

早期妊娠検査薬であれば、確実に反応し、妊娠判定ができます。妊娠すると分泌されるhCGホルモンの量が少量でも反応するように作られているからで、生理予定日から使用できます。もし早めに検査をしたいという場合は、早期妊娠検査薬を使ってみるとよいでしょう。

（妊娠検査薬については以下の記事も参考にしてください）

赤ちゃんの元となる胎芽が入っている袋状のものを胎嚢といい、この胎嚢が確認されると「妊娠」と診断されます。「妊娠したかも」と病院に行く最初に行うのがエコー検査です。担当医は、超音波（エコー）によって子宮内に胎嚢ができているかを見ています。

産婦人科での妊娠判定は、段階的に行われます。最初の受診では、尿検査を行いエコー検査で胎嚢を確認し、初めの受診で胎嚢が確認できれば、正常な位置に着床していることがわかります。エコー検査で胎嚢が確認できないと、子宮外妊娠の可能性も考えられるのです。

初めの受診のエコー検査で子宮内に胎嚢が確認できれば、その翌週から翌々週に再度エコー検査をします。その時に胎児の心拍を確認することができれば、正式に「妊娠」と判定されるのです。

妊娠4週の時期にはまだ胎嚢が小さく、エコー検査ではまだ胎嚢を確認できないこともあります。妊婦さんによって個人差があるのです。エコー検査で見える胎嚢は、子宮内に黒い丸いもののように映ります。この時期には、まだ赤ちゃんの姿を確認することは難しいでしょう。

産婦人科を受診するのは妊娠5週以降がおすすめです。妊娠4週では、エコー検査での胎嚢確認ができないこともあるからです。

母子手帳をもらうまでの妊娠判定や経過観察は、産婦人科で保険が適用されないため、実費での受診になります。病院にもよりますが、一回の受診で1万円近くかかる場合があるので、受診する時期を選ぶようにすると良いでしょう。

ただし、不正出血や腹痛、気になる症状があった場合は、我慢せずに受診してください。

妊娠4週目は「妊娠したかもしれない」と不安や期待で落ち着かない方も多いでしょう。しかし、ママのお腹の中の赤ちゃんは、ママから栄養をもらってぐんぐんと成長しています。この時期に妊婦さんが注意すべき点や過ごし方のポイントについてみていきましょう。