産後の家事はいつからできる?安静期でできない期間の注意点・対策法も紹介!

【医師監修】産後の家事はいつからできるのでしょうか。ママとして家事をやらなくてはと思うと、産後うつにもなりかねません。産後の安静期で家事ができない期間の注意点や対策法について、ドクターの助言やママの体験談を交えて紹介します。妊婦さんはぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 産後の家事はいつからできる?産褥期〜床上げまでの期間は?
  2. 出産後1〜2週間、家事はどうした?【ママの体験談】
  3. 産後すぐに家事をする場合の注意点は?
  4. 産後で家事ができない期間の対策法!〜代行サービスなど〜
  5. 産後の家事、無理はしないで!

カズヤ先生

産婦人科医

帝王切開の傷や、会陰切開の傷は数日で炎症はある程度治るのですが、そこに細菌感染が起こってしまうと、炎症反応は上昇し、痛みや発赤、場合によっては膿(うみ)が溜(た)まることもあります。 退院後も、このような症状が出た場合は、すぐにかかりつけ産婦人科医を受診するようにしましょう。

一度にまとめてやろうとしない

1度にまとめてやろうとしないことがポイントです。家事を一つしたら少し休むことを心がけましょう。全ての家事を一人でやろうとせず、パパの休日に洗濯物を手伝ってもらうなどして、必要最低限の家事にとどめましょう。

家事を完璧にすることは考えない

家事を完璧にすることは考えないようにしましょう。どこまで家事を完璧にするかを考えてしまうママもいます。しかし、この時期は安静にすることが重要です。必要最低限の家事だけに的をしぼりましょう。特に最初の1~2週間は自分でやらなければいけない家事だけをこなし、できるだけ赤ちゃんと一緒に横になる時間を作ることをおすすめします。

「これくらい大丈夫」とついつい無理をしてしまうママもいるでしょう。どこまで家事をしなくてはいけないか、家族とよく話し合って、できないことは周りの人に助けてもらうことが大切です。無理を続けることで産後うつや体の回復を遅らせてしまうこともあります。注意点を参考にしながら、少しずつ家事をするようにしましょう。

(産後の注意点については以下の記事も参考にしてください)

産後クライシスとは?離婚の原因にも?10個のチェック項目と対処法!

産後で家事ができない期間の対策法!〜代行サービスなど〜

産後に家事ができない期間の対策法を紹介します。出産前の準備として、住んでいる地域でどのようなサービスをいつから受けられるのか調べておきましょう。代行サービスなどを利用する場合は、事前登録が必要な場合もあります。必要な時に必要なサービスをスムーズに受けられるよう、登録しておくと便利です。

食材の宅配サービスやネットスーパー

食材の宅配サービスやネットスーパーを利用しましょう。産後間もない時期に赤ちゃんを連れて買い出しに出るのは大変な重労働です。現代はネットで注文した商品を当日配達してくれるサービスも充実しています。住んでいる地域に利用できるネットスーパーがないか確認しておきましょう。

家事代行サービス

通常の家事代行サービスでも良いですが、出産前後の女性を応援してくれる家事代行サービスもあります。そのサービスの内容は幅広く、費用は代行業者によって違います。どこまでサービスを受けるのか、産後の体調や予算を考えながら選ぶと良いでしょう。

最新家電

最新家電に頼るのも良いでしょう。里帰り出産ができない場合や家事の手伝いがお願いできない場合、家事を一部代行してくれる最新家電を活用するのはいかがですか?掃除は「お掃除ロボット」に、洗濯は乾燥機付き洗濯機に、カットした食材を入れると調理してくれるオーブンレンジなどの調理器具に任せてしまうのも一つの手です。

どこまでを自分でできるのか、どこからが負担になるのか、見極めることは難しいです。しかし、産後は赤ちゃんのお世話もあり、昼夜関係のない生活がしばらく続きます。時には代行サービスや宅配スーパーなどを利用し、最新家電にも助けてもらいながら、産後の安静にできる時間を確保しましょう。

(産後については以下の記事も参考にしてください)

産後の食事で摂るべき栄養は?摂取目安は?おすすめの食材や注意点も!

産後の家事、無理はしないで!

出産後1~2週間はできるだけ安静にしたほうが良い時期です。無理をすると、産後うつを発症したり体の回復を遅らせたりすることもあります。なかなか安静にできないママも、いつから家事を再開するのか、どこまで家事をしなければいけないのか、家族とよく相談しながら始めることが大切です。

自然分娩も帝王切開も、出産時の体のダメージはそれぞれ違いますが、慣れない赤ちゃんのお世話もあって体力も落ちています。自ら意識して安静にすることに心がけ、焦らずゆったりとした気持ちで産後の家事を乗り切りましょう。