つわりを軽減する方法15選!食べ物や飲み物・薬・ヨガなど対策を症状別に紹介!

【医師監修】妊娠すると、つらいつわりが始まります。なんとかして和らげたいものです。つわりの症状別に食べ物や飲み物、薬、ヨガなど、つわりを軽減する方法15選をドクターの助言を交えて紹介します。先輩ママの体験談もあります。自分に合った対策をぜひ見つけてください。

( 2ページ目 )
Contents
目次
  1. どうしてつわりが起こるの?
  2. つわりの症状は?
  3. 吐きつわりを軽減する対策方法6選
  4. 食べつわりを軽減する対策方法2選
  5. においつわりを軽減する対策方法3選
  6. よだれつわりを軽減する対策方法2選
  7. 眠りつわりを軽減する対策方法2選
  8. 他のつわりの症状を軽減する対策も!
  9. 妊娠悪阻とは?普通のつわりとの違いは?
  10. つらいつわりに即効性のあった対策は?〜先輩ママの体験談〜
  11. つらいつわり…軽減しよう!

3. 生姜を食べる

吐きつわり対策として、妊婦さんは生姜(しょうが)を食べるようにしてみましょう。生姜に含まれるジンゲロールという成分には、吐き気を感じにくくする働きがあるからです。生姜をそのまま食べるのが難しい場合は、紅茶などに入れて飲むのがおすすめです。

(つわりに効く食べ物については以下の記事も参考にしてください)

つわりに効く・悪化させる食べ物とは?おすすめの食事20選!

4. 水分を補給する

飲み物などで水分を補給するだけでも吐きつわりの緩和につながります。体内の水分が少なくなったり脱水状態になること自体、吐き気や頭痛の原因になるからです。嘔吐(おうと)すると体内の水分も失われてしまいます。吐きつわりの妊婦さんは特に、こまめに水分補給を行って脱水症状にならないよう気をつけましょう。

水やお茶が飲みづらい妊婦さんは、さっぱりと飲みやすい炭酸水や、ジュースやスポーツ飲料を試してください。好みの飲み物が甘くカロリーが高いタイプの場合は、カロリーを下げる工夫が必要です。水や炭酸水などで割って薄めて飲むようにすればカロリーダウンできます。

5. クエン酸を多く含む食品を食べる

吐きつわりの緩和にはクエン酸を多く含む食品を食べることも有効でしょう。酸っぱさの成分として有名なクエン酸には、吐き気を抑えたり、吐いた後の口の中をすっきりさせる効果があります。

つわりの時に梅干しを食べるとすっきりするという話を聞いたことはありませんか?クエン酸を含む食品としては梅干・レモン・酢などが代表的です。妊婦さんは飲み物に少し入れてみてください。

刺激の強いクエン酸は、取り過ぎると胃に負担となってしまいます。取り過ぎには注意しましょう。

6. 漢方薬を使う

漢方薬を使う手もあります。漢方にも吐きつわりの緩和に作用するものがあります。漢方相談でつわりに苦しんでいると伝えれば、妊婦さんの症状緩和に有効な漢方薬をすすめてもらえるでしょう。最近は市販の漢方薬も豊富です。パッケージに効能がわかりやすく書かれた商品が多いので、つわりで困っている妊婦さんは薬局で相談してみてはいかがでしょうか。

カズヤ先生

産婦人科医

つわりのメインの治療は点滴で水分、ビタミンなどを補給することですが、漢方による内服治療でも効果はあります。 代表的に使用するのは、五苓散(ごれいさん)、小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)、などがあります。 ただし漢方は粒で飲みにくい事もありますので、お湯に溶かして少量ずつ取るのが良いでしょう。

(つわりに効く漢方や薬については以下の記事も参考にしてください)

つわりは薬で軽減できる?妊娠中でも安全な薬・漢方10選!

食べつわりを軽減する対策方法2選

食べつわりの妊婦さんは、お腹が空くと気持ち悪くなる、何か食べていないと落ち着かないといった症状に悩まされます。気持ち悪くなるのが嫌で食べ過ぎしまい、また気持ち悪くなってしまう、という妊婦さんも多くいます。食べつわりの症状は一般的に妊娠初期の早い段階に現れ、妊娠16週までにはほとんど治まるといわれています。

食べつわり対策として二つの緩和方法を紹介します。

1. 食事を小分けにする

食事を小分けにしましょう。

食べつわりで空腹になると気持ちが悪くなるのは、血糖値が下がると吐き気を感じやすくなるためです。では、妊婦さんは食べられるものを食べられるだけ、という食べ方でよいのでしょうか。それでは逆に食べ過ぎて、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群が心配になります。過剰なカロリー摂取を防ぎながら食べつわりを緩和することが重要なのです。

食べつわりの妊婦さんは、一日の総摂取カロリーを把握してから、それを6回程度に分けた食事のプランを考えましょう。食事を小分けにし、1日の食事の回数を6回以上に増やすと、食べつわりを感じにくくなります。

2. ガムを噛む

ガムを噛(か)むと口が寂しくないので、食べつわりが軽くなるようです。ただし、味がしなくなったあともガムを噛み続けると逆に気持ち悪くなる、といった声もあります。一時的な空腹を補う方法として活用してください。

においつわりを軽減する対策方法3選