妊婦の腹帯とは?いつから巻く?必要性は?つけるメリットなど効果を徹底解説!

【医師監修】妊娠すると、以前は多くの妊婦さんが腹帯を巻いていました。改めて妊婦にとって腹帯とは何でしょうか。その必要性、巻く時期、腹帯のメリットなどについてドクターの助言を交えて徹底解説します。腹帯の巻き方も動画で紹介します。妊婦さんはぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 妊婦中に巻く腹帯とは?必要?
  2. 妊婦の腹帯の効果は?〜メリット・デメリット〜
  3. 妊婦の腹帯はいつから巻く?時期は?
  4. 妊婦の腹帯はどこでもらえる?
  5. 妊婦の腹帯の巻き方を【動画】で解説!
  6. 腹帯で安産祈願しよう!

(産後のお腹の引き締め方については以下の記事も参考にしてください)

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腹帯を巻くデメリットとは…?

腹帯を巻くデメリットは、きつく巻くことでお腹が圧迫されてしまうことです。きつく巻くと血管が圧迫されてしまい、胎児への悪影響があるという医師もいます(※1)。腹帯を巻くことにはメリットがたくさんあるのですが、使い方によっては胎児や自分の妊娠経過にデメリットがあるのです。このため腹帯は自分に合った物を、正しく巻くことが重要です。

腹帯を巻くことで起こるデメリットが気になるという人は、担当の医師や助産師に腹帯について詳しく聞いてみると安心です。経験豊かな助産師なら、腹帯について詳しく教えてくれるでしょう。

妊婦の腹帯はいつから巻く?時期は?

冷えを防ぎたい、腰痛を予防したいなどの目的で腹帯を着ける場合は、いつから付け始めるのかなど、時期を気にしすぎる必要はありません。腹帯はさまざまなメリットがあるので、妊娠した日から気軽に利用してみると良いでしょう。

近くに出産経験のある人がいる場合は、腹帯について色々聞いてみるのも良いでしょう。先輩ママに、いつからどんな種類の腹帯を巻いたのか聞いてみることは、とても参考になります。もしかしたら、お下がりの腹帯をもらえるということもあるかもしれません。

戌の日

腹帯は妊娠5カ月の戌(いぬ)の日に着けると良いと言われています。この妊娠5カ月の戌の日には安産祈願のために、神社でお参りする人もいます。安産祈願などの縁起を担ぎたい場合は、妊娠5カ月の戌の日に神社で安産祈願をした上で巻き始めるのがおすすめです。

戌の日は1カ月の間に2~3回程度あります。およそ12日置きと覚えておくとわかりやすいですね。神社で安産祈願をする場合には、事前に妊娠5カ月に当たる時期の戌の日を調べておきましょう。戌の日について神社に聞けば、詳しく教えてくれます。

腹帯を巻く時期は?

腹帯を巻く時期は特に決まっていません。しかし、ちょうどお腹が目立ち始める妊娠5カ月ごろから着け始める妊婦さんが多いでしょう。そして、臨月になると腹帯を巻くことで逆に苦しくなる妊婦さんも多いため、着用をやめる妊婦さんも多くいます。

腹帯は自分の体調に合わせて必要に応じて巻くといいでしょう。腹帯を着用するのが苦しくなったら、お腹の赤ちゃんのためにも、腹帯はやめることをおすすめします。

また、腹帯によっては、いつからいつまで着用可能なのかという時期が異なります。腹帯を購入した場合は、腹帯の説明書に書かれた時期を参考に着用します。いくつかの異なる種類の腹帯を購入して、その日の体調に合わせて使用してみるというのもいいですね。

[記号臨月の辛(つら)い時の過ごし方については以下の記事も参考にしてください]

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妊婦の腹帯はどこでもらえる?

昔、妊婦さんの腹帯は主に産婦人科や神社でもらうことができました。自分の母親などからは、昔は腹帯をもらったという話を聞くことがあるかもしれません。しかし、今ではその習慣がない産婦人科と神社の方が多いので、自分で購入する妊婦さんが多いでしょう。

産婦人科

通っている産婦人科によっては、腹帯をもらえるところもあります。その場合、腹帯の巻き方を指導してくれることが多くあります。ただし現在は昔と違って、積極的に腹帯を巻くことを指導する産婦人科医は減ってきており、腹帯を扱わない産婦人科も多くなっていますので注意しておきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

基本的に産婦人科であれば腹帯を用意してくれているところが多い(有料のことが多いです)です。 市販のものを買ってもいいのですが、産婦人科では助産師さんたちが、腹帯の巻き方、適切な妊娠週数などを指導してくれるので安心です。 ぜひ、かかりつけ産婦人科医で相談してみましょう。

安産祈願をする神社

戌の日に神社で安産祈願すると、腹帯をもらえることもあります。腹帯はその神社によって、くれるところとくれないところがあるので、事前に確認してみると良いでしょう。