臨月に体がだるい原因は?眠い・熱っぽい・吐き気など症状別の対処法も!
【医師監修】臨月になると、体がだるいと感じたり、疲れやすくなる人も多いでしょう。ここでは、臨月にだるい原因・理由や、辛い時の対処法を紹介しています。また、病気の可能性や、妊娠後期・臨月の過ごし方も見ていきましょう。情報を知って、少しでも快適に過す工夫をしてみましょう。
エストロゲンの増加
妊娠後期になると起こる女性ホルモンの変化が原因に挙げられます。妊娠後期には出産に備えてエストロゲンという女性ホルモンがより活発に分泌されます。これは睡眠を抑制する作用もあるので、それが理由で浅い眠りになったり、寝つきが悪くなったりしているのです。
プロゲステロンの減少
妊娠の維持に必要だったプロゲステロンは妊娠9ヶ月を境に徐々に減少します。このプロゲステロンは腸の動きを弱める働きをもっています。このホルモンが減ることにより、逆に腸の運動は活性化されて下痢を引き起こすということも考えられるでしょう(※1)。
腰の痛み
腰の痛みで夜眠れない、夜中に目が覚める、といった悩みも聞きます。妊娠後期になると赤ちゃんは自然と下りてくるのです。その結果、骨盤に負担がかかったり、体重そのものも増加していることが理由として考えられます。
リエ先生
産婦人科医
臨月の頃には、多くの人は体重が8キロ前後増えています。8キロ増えるということは、それだけの重さの荷物を持って1日生活していることと同じです。体重増加だけでもお母さんにとっては体の負担になっていることは間違いありません。
血液量の変化
「貧血になって歩くのも辛い」という妊婦さんもいます。妊娠後期・臨月になると、お母さんの体内では血液の量が増えますが、赤血球の量はそれほど増えません。これによって血液が薄まった状態となり、貧血になる妊婦さんもいるのです。
体内水分量の増加
臨月になると妊婦さんの体内の水分量は増え、普段の3割ほど増加します。これも体がむくむ理由のひとつです。
(妊娠後期の不眠については、以下の記事も参考にしてみてください)
臨月に体がだるい時の対処法

体がだるい時でも対処法を知っておくことで、ずいぶんと気分は楽になりますよね。これまで見てきたように基本的には病気ではないので、対処法を実行することで症状が和らいだという人もいるでしょう。出産時にも体が楽になったり、安産につながるような対処法もありますので見ていきましょう。
臨月でも体を動かして

臨月になると体が重くなり動きづらくなりますが、可能な範囲で運動をしてみましょう。体を適度に動かすことでだるい症状も軽減され、血行もよくなって体が温まります。体が温まると寝つきもよくなるので、深い睡眠をとることを目指して運動してみましょう。
また、むくみを防ぐためにも運動はとても有効です。散歩したり階段を上ってみたり、また簡単なストレッチやスクワットもやってみましょう。時間や場所を選びませんので、寝る前でもできそうです。特に股関節周りの筋肉をやわらかくしておくことで、出産時には子宮口が開きやすくなり安産につながるという嬉しい効果も期待できます。
リエ先生
産婦人科医
臨月になると、体は重く、疲れやすく、人によっては股関節痛や腰痛もあります。しかし、お産は体力が何よりも大切です。無理のし過ぎはよくないですが、適度に運動し体力をつけることは大切です。医師から特に注意を受けていなければ1日1時間程度の散歩は最低限必要といわれています。
スマホやパソコンはほどほどに
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