高位破水とは？気づかない？原因・対処法、おりものとの見分け方も！

高位破水に気づくことができるか、妊婦さんはですよね。気づくのが遅れて赤ちゃんによくない影響が出ることのないよう、高位破水の特徴を知っておくことが大切です。高位破水と「おりもの」や「尿漏れ」との見分け方を解説していきます。

一般的に、羊水の色は白濁色や透明であることがほとんです。ただ。黄色っぽかったりおしるしが混ざってピンク色である場合もあります。

一方、おりものの場合は、妊娠後期に入るとエストロゲンという女性ホルモンが増す影響で色が濃くなっている傾向があります。白色や黄色みがかった色になる場合が多いですが、個人差もあるでしょう。

注意が必要なのは緑色の液体が混じっている時です。赤ちゃんの胎便が羊水に漏れている可能性があり、感染症の疑いがあります。

色での見分け方が難しい場合、においの違いを調べてみましょう。尿のアンモニア臭とは違い、羊水は無臭または少し生臭いようなにおいがあります。出産間近のおりものは、少し酸っぱいようなにおいがするのが特徴です。ただし、おりもののにおいには個人差があり、羊水と似ていて生臭く感じるときもあるので、色とにおいの2つをうまく観察してみるといいでしょう。

色やにおいで見分けるのに加え、ちょろちょろと出る液体の状態も気になるところです。臨月の頃には、エストロゲンが増加する影響で大量のおりものが粘り強くドロッと出ることが多くなります。しかし、羊水と尿のように、サラサラと水っぽく出る時もあるため、高位破水との違いを判断がしづらくなります。

高位破水している場合は寝返りや立ったり座ったりするなど、体を動かすとちょろちょろと少量の羊水が流れ出てきます。出たり止まったりを繰り返すことも多いので、いつもとの違いを感じたら、まずは高位破水を疑ってみましょう。

自分の意思で止められるかどうかもポイントです。便座に座って尿をするときは、お腹に入れる力によって、尿を出したり止めることができます。しかし、破水している場合は自分の意思によって、出したり止めたりをコントロールすることはできません。高位破水の場合は、ちょろちょろと無意識に出たり止まったりを繰り返します。

高位破水はリトマス紙を使って見分けることができます。薬局などで、リトマス試験紙を買って調べる人もいます。羊水はアルカリ性、おりものは酸性なので、赤いリトマス紙が青色に変化したら破水しているサインです。目で見てわかりやすい、この試験薬での見分け方はとても便利です。

（破水の種類や体験談に関する記事はこちらの記事も参考にしてください）

「あれ？なんだかちょろちょろ出てる気がするな」と感じたら高位破水かどうか判断がつかない場合でも、ためらわずにすぐに産院に連絡しましょう。電話の際、名前や診察券番号、予定日や現在の状況などを答えられるように準備しておくとスムーズです。実際に高位破水と診断された場合の産院での対処法は、週数によって以下のように分けられます。