臨月はいつからいつまで?臨月の過ごし方、内診について!初産の体験談も!

【医師監修】臨月に入るといよいよ出産に向けての準備が始まりますね。待望の赤ちゃんとの対面はとても楽しみです。臨月はいつから?正産期との違いは?内診はいつから?とまだまだ不安のあるママもいるでしょう。これらの疑問に答えると共に、臨月の過ごし方などもご紹介していきます。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 臨月とはいつからいつまで?
  2. 臨月と正産期との違い
  3. 臨月の過ごし方
  4. 臨月の注意点
  5. 臨月の内診はどんなもの?
  6. 前駆陣痛とは
  7. 先輩ママに聞く、初産の体験談
  8. 妊婦生活も後わずか、赤ちゃんの誕生に備えましょう

臨月とはいつからいつまで?

臨月とは妊娠「36週0日~39週6日」の期間を指します。出産予定日は妊娠40週0日なので、臨月には含まれません。

また妊娠26週から36週6日に出産した場合には早産となるので、臨月の最初の1週間に出産した場合は早産に分類されます。

臨月の様子【ママの変化が起きるのはいつから】

臨月になると子宮は骨盤の方へ下がり、お腹の赤ちゃんも少しずつ下がってきます。また出産が近づき大きく成長した赤ちゃんのために子宮は大きくなり「膀胱」「腸」を圧迫することで「頻尿」「尿漏れ」などのトラブルを引き起こしたり「お腹の張り」「腰痛」の原因になることもあります。

その他臨月になり「ホルモンバランスの変化」「疲労」「運動不足」などが原因で「下痢」「便秘」などお腹の調子が変わることもあります。なお臨月になり赤ちゃんが子宮いっぱいの大きさに成長し、子宮内で大きく動けなくなり胎動を感じることは少なくなる傾向があります。

(臨月の下痢については以下の記事も参考にしてみてください)

臨月の下痢は出産の兆候?原因は?腹痛や嘔吐などがあると陣痛の前兆?

臨月の様子【赤ちゃんの変化が起きるのはいつから】

妊娠36週の臨月に入った赤ちゃんの体重はおおよそ2000〜2900g、身長は45〜49㎝です。2500gを超えると成熟児と呼ばれ、お母さんのお腹から出てきても十分に生きていける能力を備えています。

体の器官はほぼ完成し腎臓機能の完成によって、体内の水分の排出もできるようになるでしょう。身体を覆っていた胎脂が取れ「皮膚の張り」「体の丸み」「髪の毛や爪が生える」ことにより人間らしい姿に近づいていきます。

カズヤ先生

産婦人科医

2500gは未熟児であり、多くの場合は小児科管理でフォローすることになります。 総合病院であれば、小児科と連携しみていきますが、産科開業医の場合、小児科専門医が常勤ではないことが多いので その場合は小児科へ紹介になる場合があります。

臨月の様子【お腹が下がるのはいつから】

人によって異なりますが、臨月に入り妊娠37週ごろから感じる人が多いようです。「お腹が下がる」というのは膣の奥の部分が押される感覚で下腹部に重みを感じる人もいます。

お腹が下がってきたと感じたらお産が近いサインです。特に経産婦は初産婦に比べ産道が開きやすいので注意が必要です。この感覚は初産では感じにくい場合が多いでしょう。

臨月の様子【赤ちゃんが下がるのはいつから】

初産婦の場合は出産予定日の2週間前頃から実感する人が多いようです。しかし、赤ちゃんが下がってきていても子宮口が開くのに時間がかかったりと、下がってきたと感じてから生まれるまでの期間は個人差が大きい傾向があります。

臨月の様子【子宮口が開くのはいつから】

臨月に入り出産のための準備が進むと、赤ちゃんが出てくる「子宮口」が開いていきます。子宮自体も骨盤の方へ下がり、赤ちゃんも子宮内で少しずつ下に降りてきます。

子宮口が3㎝ほど開いた頃におしるしがあり、陣痛が徐々に規則的になる妊婦さんもいることが特徴です。子宮口が開く時間には個人差があり、子宮口が開き出してから出産まで数日かかる人もいれば、2〜6時間の間に一気に開く人もいます。出産が始まる頃には子宮口は直径10㎝程度まで開きます。初産の場合は10分感覚で陣痛が来るようなら病院に連絡を取りましょう。(※2)

臨月と正産期との違い