妊娠後期の動悸や息切れが苦しい…原因は？めまいにも効く対策・予防法も！

妊娠中に動悸・息切れなどの症状を感じる時には「シムスの体位をとるといい」とよくいわれています。シムス体位とはアメリカの医師が提唱した方法で全身の力が抜けてリラックスでき、寝つきがよくなるといわれています。

シムス体位は、①体の左側を下にして寝る②左足を楽な状態に伸ばす③右足を軽く曲げるーという簡単な3ステップでとる事ができます。より簡単にシムス体位が取れるように、妊婦さん用の抱き枕なども販売されています。ぜひチェックしてください。

（シムス体位については以下の記事も参考にしてください）

妊娠後期に動悸や息切れを感じる場合の予防法を紹介します。すでに動悸やめまいを感じている妊婦さんは、動悸やめまいの対策と合わせて参考にしてください。

妊娠後期の動悸や息切れを予防するなら、まず体を温めることが大切です。「体の冷えは万病のもと」といいます。体を温かくすることは、妊婦さんの体にも良い影響があります。

妊娠後期になると血液の量が増えるので、血液を全身に送り出す心臓に大きな負担がかかってしまいます。体を温めると血流が改善されます。血流が改善されれば、自然に心臓にかかる負担が少なくなりますので、妊娠後期の動悸や息切れには有効な予防法といえるでしょう。

夏でも、エアコンの使いすぎで体が冷えてしまう場合があります。どんな季節でも「体が冷えていないか」ということに気を配って下さいね。

適度に休むことも、妊娠後期の動悸やめまいへの予防になります。「妊娠初期のつわりが終わるとつい嬉（うれ）しくなって予定をたくさん入れてしまう」という方もいます。しかし、妊娠している体はとても疲れやすく、少しの外出が負担になってしまうこともあります。体に負担をかけないように、適度に休みながらマタニティライフを楽しみましょう。

妊娠後期の動悸やめまいの予防には、足の位置を高くすることもおすすめです。足の位置を高くして寝ることで、足にたまった血液や老廃物を上半身に流すことができ、動悸やめまいを予防することができます。

妊娠後期になるとかなりお腹が大きくなっているので、足を高い位置に上げることが意外に難しく感じてしまうかもしれませんね。しかし、足を心臓よりも高い位置に上げるだけなら、それほどお腹に負担はかかりません。

ただ、足枕をする時には足全体を高く上げる必要があります。小さな枕などに足を乗せているだけだと逆に血流が悪くなってしまったり、腰を痛めてしまう可能性もありますので、気を付けるようにしましょう。

妊娠後期に動悸や息切れを感じたママの体験談を紹介します。似たケースがあったら、ぜひ参考にしてください。

旦那（だんな）さんの手助けで楽になった先輩ママもいます。「あまりに苦しいので病院に行ってみたら心疾患だった」というママもいます。自分で対策、予防ができるならそれが一番ですが、どうしてもつらい場合は医師に相談をしてください。