妊娠中毒症とは?原因・症状は?食事などでむくみを予防する方法や胎児への影響など解説

妊娠中は赤ちゃんの成長が楽しみですが妊婦自身の体調面も気になるものです。皆さんは妊娠中毒症という病気をご存じですか?ここでは、妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の原因・症状とともに心配される胎児への影響や、治療法・予防法をご紹介します。

目次

  1. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)とは?
  2. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の原因は?
  3. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の症状
  4. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の合併症とは?
  5. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の胎児への影響は?
  6. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の治療法・予防法
  7. 妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)に注意しよう!

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)とは?

妊娠中毒症は平成17年以降、産科婦人科学会により『妊娠高血圧症候群』と変更され呼ばれています。妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)は、妊娠20週目以降に高血圧などの症状が出て産後12週までに落ち着く病気ですが、妊婦さんの5~10%の割合でみられています。

特に妊娠32週以降から妊娠中毒症は発症しやすく、それ以前に症状が出ると重症化しやすい傾向があります。妊娠中毒症は重症化すると胎児への影響も大きく、早産や低体重児の原因となりやすいので、食事や生活習慣での予防が必要です(※1)。

(妊娠後期の過ごし方については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期の過ごし方!出産準備までにやるべき事やトラブル対策などを紹介!

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の原因は?

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の原因は、はっきりとは解明されていません。しかし、妊娠によって体内が変化することで適応がしにくくなるということや、胎盤が作られる過程で何らかの原因で異常が発生し、胎盤内で物質が過剰に作られるために発症するのではないかと考えられています(※1)。

高齢出産となる方や、高血圧家系・糖尿病・肥満といった生活習慣病を持っている方は、妊娠中毒症の確率が高まるため注意が必要です。また、前回の妊娠時にも指摘された方や、双子など多胎妊娠の場合も発症しやすい傾向があります。(※1)

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の症状

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)を発症した場合の主な症状についてご紹介します。

高血圧

最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上となると高血圧とされています。体調にもよりますが、毎回この値を超えるようであれば、妊娠中毒症に注意が必要です。また、高血圧家系や妊娠前、妊娠初期から血圧が高いという場合は、特に妊娠中毒症の危険性が高くなりますので気を付けましょう。

タンパク尿

尿にタンパクが1日0.3g以上出た場合、タンパク尿として注意が必要となります。腎臓のろ過機能低下により、栄養素であるタンパクがろ過しきれずに排泄されてしまうのです。自覚症状はなく、妊婦検診の検査結果で初めて知るという方がほとんどです。

また、高血圧とタンパク尿が見られた場合「妊娠高血圧腎症」と呼ばれ、更に体調管理に注意を払わなければならなくなります。指摘をされた場合は医師の指導をしっかりと守り、症状悪化に繋がらないよう気を付けていきましょう。

むくみ

以前はむくみも妊娠中毒症の症状のひとつとして挙げられていましたが、現在は必ずしもそうとは考えられていません。また、むくみがあっても胎児への大きな影響はないことが分かってきています。

しかし、むくみは血液中の水分量が増えますので、心肺機能に負担をかけてしまい体重増加が心配です。臨月に向かうにつれ、急にむくみが酷くなった場合は妊娠中毒症の発症に要注意です。できる限り軽く済むよう食事や運動に気を付けて生活をしましょう。

(妊婦中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選!

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の合併症とは?

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