妊婦は抹茶に要注意？アイスもダメ？妊娠中に及ぶ影響やカフェイン含有量について解説！

抹茶スイーツといえば抹茶アイスや抹茶チョコレート、抹茶ケーキや抹茶ドーナツとたくさん思い浮かびますよね。スイーツの抹茶使用量は飲む抹茶と比べて少ないイメージですが、どの程度カフェインが含まれているのでしょうか。

抹茶スイーツのレシピを見てみると、抹茶使用量は約5g～10gです。抹茶1gにはカフェインが32mg含まれていますので、抹茶5gを使用して作ったスイーツにはカフェインが160mg、抹茶10gのスイーツにはカフェインが320mg入っていることになります。妊婦さんが摂取しても問題ないとされる1日のカフェイン量上限が200mgです。

抹茶7mg使用でカフェイン含有量が200mgを超えてしまいますので、抹茶スイーツを作って食べる場合の抹茶使用量は6mgまでにしましょう。ケーキショップやカフェなどで抹茶アイスやドーナツなどのスイーツを注文する際には、店員に抹茶がどの程度含まれているか確認するのが安心かもしれませんね。

抹茶フラペチーノはSNSにもたくさんの写真がアップされるほど女性に人気ですよね。妊婦さんにも好んで注文している人がいるのではないでしょうか。愛好家によって独自研究にて作られた抹茶フラペチーノのレシピによると、材料に使われている抹茶は約2～10gです。抹茶使用量が2g程度であれば、問題なく食べられるでしょう。

しかし、抹茶10g使用のレシピはカフェインが320mgも入っていることになりますので、妊婦さんにとって安全とは言えず控えるべきでしょう。また、クリームやソースなどのトッピングにも糖分や乳脂肪分が含まれています。糖分の摂り過ぎは妊娠中毒症（妊娠高血圧症候群）のリスクを高めてしまう場合がありますので、カスタマイズの際には注意しましょう。

スーパーフードとも呼ばれる抹茶には、身体に良いとされるたんぱく質や食物繊維のほかにもたくさんの栄養素が入っています。ここでは、妊婦さんが抹茶を摂取するメリットを紹介しますので、母体の健康維持のための参考にしてみてくださいね。

妊婦さんが抹茶を摂取することで、抹茶に含まれるビタミン群や食物繊維などの栄養素をまるごと吸収することが可能です。

栄養素はビタミンCやアミノ酸などの水溶性成分と、ビタミンAや食物繊維などの不溶性成分の2つに分類されています。このうち不溶性成分は油脂にのみ溶け出す成分のため、お湯で抽出するほかのお茶にはすべての成分が抽出されません。茶葉に含まれる栄養素を残さず摂取するためには、抽出後の茶葉も食べる必要があるのです。

抹茶は茶葉をそのまま粉末状にしたものなので、抹茶を摂取することで含まれている豊富な栄養素をまるごと摂取することができるでしょう。妊娠中のみならず、産後の授乳中にもおすすめです。

（授乳中については以下の記事も参考にしてみてください）

茶葉に含まれる栄養素をまるごと摂取できる抹茶は、たっぷり含まれているビタミンの作用で美容効果も抜群です。

抹茶にはAやKなどのビタミン群が豊富で、特にビタミンA内にあるβ-カロテンが多く含まれています。β-カロテンには抗酸化の作用があり、ママや胎児の皮膚粘膜や健康維持の手助けに効果を発揮します。また、抗酸化作用は抹茶に含まれるほとんどのビタミンに含まれているため、アンチエイジングの効果もあるとされています。

ビタミンはバランスよく摂取することで効果を発揮する成分です。とり過ぎると体の不調の要因になる可能性がありますので、日々の食事と抹茶のビタミンバランスには気をつけましょう。

（妊娠中の美容については以下の記事も参考にしてみてください）

ここからは、妊娠中に抹茶を飲んでいたママの体験談を紹介します。ご自身の状況と照らし合わせて参考にしてみてくださいね。