胎児発育不全とは?原因は?成長が遅い赤ちゃんへのリスク・障害、治療法についても解説!
【医師監修】胎児発育不全とはどういう状態の胎児をいうのでしょうか。妊婦さんなら誰でも心配になります。改めて胎児発育不全の診断方法、原因(母体、胎児別)、赤ちゃんへのリスク、障害、治療、予防法などについてドクターの助言を交えて解説します。参考にしてください。
不均衡型の場合は母体側に原因がある場合が多く、均衡型の場合よりも赤ちゃんへのリスクや障害が少ないといわれています。しかし、均衡型に比べたら予後が良いというだけで、リスクや障害がまったくないわけではありません。
死産、病気、障害のリスクが高い
一般的に胎児発育不全と診断された場合は、死産、病気、障害のリスクが高くなります。赤ちゃんの病気は多血症や低血糖、低体温などです。産後の死亡率も高くなるといわれています。
胎児発育不全の治療法
ママが赤ちゃんのために気を使っていても、胎児発育不全は起こる場合があります。胎児発育不全になったときの治療法にはどんなものがあるのでしょうか。また、治療法があるのであれば、早めに治療に取り組みたいと思う人も多いでしょう。
効果的な治療法はない
残念ながら、胎児発育不全に対しての効果的な治療法はありません。しかし、胎児発育不全の原因が母体側にある場合は別です。母体側の原因を探り、取り除くことによって胎児発育不全が改善されることがあります。
禁酒・喫煙をやめる
もしも、妊娠中に禁酒や喫煙をしている場合は、それらをただちにやめることで胎児発育不全の改善が期待できるでしょう。妊娠中の飲酒や喫煙は、胎児の成長を妨げてしまいます。
しかし、飲酒や喫煙は癖になっていてなかなかやめられないという人もいるでしょう。どうしても、やめられない人は自分1人で抱え込まずに、周りや医師に相談するなどしてみましょう。
栄養をしっかり取る
胎児発育不全の原因に低栄養であるので、母体となるママがしっかり栄養を取らないと、お腹の中の胎児に栄養を与えることができません。また、妊娠中は貧血になりやすいので妊娠前よりも栄養を取ることに心がけましょう。つわりが酷(ひど)く食欲がない場合は、1人で悩まずに医師に早めに相談しましょう。
胎児発育不全の予防法
胎児発育不全にならないように、ママが気を付けることはあるのでしょうか。ママができる胎児発育不全の予防法について紹介します。
健康的な体重を維持する
胎児発育不全の予防法として、妊娠する前から健康的な体重を維持するようにしましょう。近年、若い女性は痩せすぎだとよく指摘されています。痩せすぎは胎児発育不全へのリスクが高くなるだけでなく、ママ自身にも良い影響を及ぼしません。太り過ぎもよくありませんが、痩せすぎにも注意しましょう。
バランスの良い食事を取る
胎児発育不全の予防法として、妊娠前も妊娠中もバランスの良い食事を取るようにしましょう。また、妊娠中は特に普段よりも多くの栄養素が必要になります。意識して、栄養価の高い食材を選びましょう。
飲酒や喫煙など、胎児発育不全のリスクが高くなることはやめる
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