胎児発育不全とは?原因は?成長が遅い赤ちゃんへのリスク・障害、治療法についても解説!
【医師監修】胎児発育不全とはどういう状態の胎児をいうのでしょうか。妊婦さんなら誰でも心配になります。改めて胎児発育不全の診断方法、原因(母体、胎児別)、赤ちゃんへのリスク、障害、治療、予防法などについてドクターの助言を交えて解説します。参考にしてください。
妊娠を望む人は普段から飲酒や喫煙をしないことで、胎児発育不全のリスクが高まることを防げるかもしれませんね。特に、妊娠してからは飲酒や喫煙は胎児発育不全へのリスクが高まりますので、やめるようにしましょう。
(妊活中のお酒については以下の記事も参考にしてください)
妊婦健診をしっかり受ける
胎児発育不全の予防法として、妊婦健診をしっかり受けることもおすすめです。胎児発育不全の割合は、案外多いと感じた人も多いでしょう。飲酒や喫煙をやめて、栄養価の高い食材を選んでも、何かしらの原因で胎児発育不全になることはあります。
そこで、妊婦健診をしっかり受けることで早めに発見して治療に取り組むことができます。
カズヤ先生
産婦人科医
残念ながら子宮内胎児発育不全に自覚症状はありません。 ですので、毎回の妊婦健診が非常に大事、ということになります。 子宮内胎児発育不全が疑われた場合は、通常2週間に1回の妊婦健診が1週間ごとにより細かく変更されることもあります。
胎児発育不全の場合の分娩方法は帝王切開?

お腹の中の赤ちゃんが胎児発育不全だと診断されたら、どのような形で分娩するのか気になっている人も多いでしょう。どのような分娩方法があるのかを紹介します。
自然分娩
胎児発育不全の程度や母体と胎児の状態によっては、自然分娩することも可能です。しかし、分娩時期については医師が、状況を確認しながら慎重に決定します。また、母体や胎児の状態によっては、出産日よりも早く分娩し胎外治療を行う場合もあります。その逆で、出産予定日を後ろにずらすこともあります。医師とよく相談してみましょう。
帝王切開
母体や胎児の状態によっては、帝王切開になることもあります。しかし、胎児発育不全と診断されたからといって、全員が帝王切開になるというわけではありません。帝王切開になる場合は、母体や胎児の状態から自然分娩よりも帝王切開の方が安全だと判断した場合です。
一般的に、胎児発育不全の程度が重いときには、母体が健康でもあっても帝王切開になることが多いといわれています。
カズヤ先生
産婦人科医
出産方法、時期は本当にケースバイケースです。 週数、予想体重の程度、施設基準などにもよりますし、初産婦か経産婦かにもよります。(経膣分娩への移行の判断として) 正期産に近く胎児発育不全の程度が軽ければ、経膣分娩も考慮されますが、多くの場合は赤ちゃんにストレスを与えないためにも帝王切開が選択されることが多いです。
胎児発育不全は生活習慣の改善で予防できる!

胎児発育不全と聞くと心配になってしまうママも多いでしょう。しかし、胎児発育不全は生活習慣の改善で予防できることもあります。また、妊婦検診により早期発見し治療できる場合もありますので、妊婦検診は忘れずに受けるようにしましょう。
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