エコー写真の見方を妊娠時期別に解説!保存方法や性別・ダウン症を判断できる方法も

【医師監修】お腹の赤ちゃんの様子を撮るエコー写真。ママ、パパは見るのがとっても楽しみです。いわば、わが子の唯一無二の記録でもあるエコー写真の見方を妊娠時期別に、また保存方法や性別、ダウン症の判断などについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。

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Contents
目次
  1. エコー写真とは?
  2. エコー写真の種類
  3. 妊娠時期別のエコー写真の見方
  4. エコー写真での胎児の性別の見分け方は?
  5. エコー写真でダウン症かどうか判断できる?
  6. エコー写真で流産や子宮・卵巣の病気・排卵まで見えるって本当?
  7. エコー写真のおすすめの保存方法
  8. エコー写真の見方をマスターしよう!

妊娠6カ月のエコー写真では、頭蓋骨や肋骨など体の骨が、成長していく様子がわかります。エコー写真での骨は白く映るため、赤ちゃんの背骨はママやパパが見ても判断しやすいでしょう。また、妊娠6カ月になると胎児も大きくなってきます。赤ちゃんの全体が映るのは妊娠4~5カ月頃までが一般的です。

この時期からは、エコー写真の中に胎児の体がすべて収まらない大きさになってきます。また、3Dや4Dエコーで見る赤ちゃんはかなり立体的で、場合によってはママとパパのどちらに似ているかなど、顔の特徴までよく見えるようになってきます。

妊娠22週目

20代後半

妊娠6カ月の時期になると流産から早産になります。流産してしまうのと、早産でもいいから生まれてくるチャンスがあることは、わたしの中では大きな違いです。ママもがんばるからもっともっと大きく育ってほしい。妊娠って奇跡なんだなってつくづく思います。

妊娠5カ月の時点で、赤ちゃんの臓器はほぼ完成しています。6カ月になると骨が形成されてくるのが、エコー写真を見てもわかります。また、流産の兆候については、エコー検査でわかることもありますので、妊婦検診は必ず受診しましょう。

(赤ちゃんの状態については以下の記事も参考にしてください)

【医師監修】妊娠21週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!エコーの様子は?

妊娠7カ月

妊娠7カ月のエコー写真では、かなり大きくなった赤ちゃんを確認することができます。エコーで見てもしっかりと、顔の表情や形、まぶたなどがわかります。また、妊娠7カ月になると、大脳が発達してきます。このため、赤ちゃんが自分の意思で手足を動かすようになる時期です(※1)。4Dエコーを使うと、赤ちゃんが動いている姿を見ることができるでしょう。

増田陽子

内科医

どの月齢でも医師にはしっかりと赤ちゃんの存在や、子宮内が分かっています。ですので、疑問や質問があればどんどん診察の際に質問しましょう。

(妊娠23週のエコー写真や赤ちゃんの様子については以下の記事も参考にしてください)

【医師監修】妊娠23週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!エコー写真の画像も!

妊娠8カ月

いよいよ妊娠8カ月になると、赤ちゃんもかなり大きくなってくる頃です。この頃の赤ちゃんのエコー写真は表情や顔の特徴など細かい部分まで見ることができます。特に3Dや4Dエコーでは、両親に似ているパーツなどを見つけることもできます。

ただ、妊娠8カ月は赤ちゃんの大きさが40cm以上になってくるため、体全体が映らないことが多くなります。

妊娠9カ月

残念ながら妊娠9カ月のエコー写真では、赤ちゃんの体全体を確認することはできなくなってしまいます。大きくなった赤ちゃんにとってママの子宮が狭くなってくる頃です。自由に身動きが出来なくなってきます。

この時期の3Dや4Dのエコー写真では、赤ちゃんの表情や顔の形、寝顔などはっきりと見ることができます。

増田陽子

内科医

赤ちゃんの中には、あくびのような仕草や、イヤイヤなどの可愛い仕草が頻繁に映し出されるので、感激するママやパパ、または付添の方も多いです。

妊娠10カ月