会陰マッサージの正しいやり方は?効果・目的は?おすすめのオイルも!

【医師監修】出産をスムーズに行うには、予め会陰マッサージをやっていた方がいいといわれています。会陰マッサージの効果、目的、正しいやり方、始める時期などについてドクターの助言を交えて説明します。おすすめのオイルも紹介します。出産を控えたママは参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 会陰マッサージとは?
  2. 会陰マッサージの目的・効果は?
  3. 会陰マッサージのやり方は?
  4. 会陰マッサージはいつからやったほうがいいの?
  5. 会陰マッサージのやり方のポイントは?
  6. 会陰マッサージをやる際の注意点は?
  7. 会陰マッサージにおすすめのオイルは?
  8. 会陰マッサージのやり方を覚えておこう!

会陰マッサージは、どのくらいの時期に行うべきなのでしょうか?

会陰マッサージの開始は妊娠34週目頃から、といわれています。ただし、妊娠34週目~36週目はまだ早産の可能性もあるとてもデリケートな時期です、もしお腹の張りなど気になっていることがあれば、会陰マッサージの時期を延期することが大切です。

(産後いつから自転車に乗っていいのかについては以下の記事も参考にしてください)

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会陰マッサージのやり方のポイントは?

会陰マッサージをする時にやり方のポイントを紹介します。

●しゃがんだ姿勢や椅子に座って足を開いた姿勢や、椅子に片足を乗せた姿勢でマッサージをする
●指を入れて会陰マッサージをする場合、こぶしを握り、親指を立てるとマッサージしやすい
●オイルの量は、指から滴らない程度の量にする
●膣は細菌感染しやすいので、必ず清潔な手で行う
●会陰マッサージは、入浴中に行うことがおすすめ

会陰マッサージをやる際の注意点は?

会陰マッサージには、多少ですがリスクもあります。会陰マッサージをする時の注意点を紹介しますので、参考にしてください。

爪を切る

会陰マッサージをする時の注意点として「爪を短く切る」というものがあります。膣に傷がついてしまうと、そこから細菌に感染してしまう可能性があるからです。

カズヤ先生

産婦人科医

手洗いをしていない人の手には無数の細菌がついている状態です。 顕微鏡などで確認すると驚かれる方も多いでしょう。ですので、出来るだけ細菌感染を防ぐ為、爪切り、手洗いは必須になります。

転倒しないようにする

転倒しないようにしましょう。会陰マッサージをする時期は、お腹がかなり大きくなっています。お風呂に入るとき服を脱ぐついでに会陰マッサージをするという妊婦さんも多いですが、お風呂で滑ったり、転んだりしないように注意しましょう。イスなど少し高い場所に足を乗せると、マッサージをしやすいというだけでなく、バランスをとりやすいのでおすすめです。

(妊婦の転倒予防策については以下の記事も参考にしてください)

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体調の悪い日は控える

体調が悪い日はマッサージを控えるということも、会陰マッサージをする際の大切な注意点です。

会陰マッサージは、やればやるほど効果が出るというわけではありません。週に3~4回以上会陰マッサージを行っても、会陰の裂傷に対して明らかな効果は見られないといわれています。体調の悪い日は無理をしないようにしましょう。

スタート時期をしっかり確認する

スタート時期をしっかり確認をすることも、会陰マッサージをする上での大切な注意点になります。

会陰マッサージは妊娠34週目から開始することができます。会陰を刺激することで陣痛が起きる危険性はありません。しかし、妊娠中の女性の体はとてもデリケートですので、妊娠34週目から、というスタート時期をしっかり確認するようにしましょう。妊娠34週目を迎えていても、体の調子が悪い時はマッサージの開始を見送ることをおすすめします。

清潔な状態でマッサージをする

必ず、清潔な状態で会陰マッサージをするようにしましょう。

入浴時が、マッサージのタイミングとしておすすめです。体を洗った後でマッサージすることになるので、衛生的に安心ですね。また、お風呂であたたまると、皮膚が柔らかくなります。そのため、痛みがより少なくなるでしょう。