妊婦の楽な座り方はあぐらと正座?腰痛対策やNGな座り方による悪影響なども紹介!

【医師監修】妊婦さんにとって楽な座り方を知っていますか?この記事では、妊婦さんが腰痛・関節痛・恥骨痛になりやすい原因や、楽な座り方・NGな座り方を紹介します。さらに、妊婦さんの体の痛みを対策するアイテムや、腰痛の対策方法も紹介しますので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 妊婦さんは腰を中心に体の痛みが増える…
  2. 妊婦さんは腰・お尻・背中に痛みを感じやすい!
  3. 妊婦さんが腰痛・関節痛・恥骨痛になりやすい原因は?
  4. 妊婦さんが楽な座り方はあぐら・正座のどっち?
  5. 床・椅子・車など場所別の座り方のポイント!
  6. 妊婦さんにNGな座り方は?その影響も解説
  7. 妊婦さんの体の痛みを対策するアイテムを紹介!
  8. 妊婦さんに即効性のある腰痛対策は?
  9. 妊婦は座り方を工夫しよう!

座っている時間が長くなるため

妊娠中、座っている時間が増えるのも体の痛みの原因になると考えられます。妊娠すると、初期はつわりなどの体調不良で、妊娠後期や臨月はお腹が大きいため、座っている時間が増えやすくなりますよね。座っている時間が長いと、血管が圧迫され体に痛みが生じやすくなります。

また、座っている時間が長くなり血行が悪くなると、お腹の赤ちゃんにも悪影響となるため注意が必要です。

増田陽子

内科医

座っているときは痺れも起きやすいので、楽な体制に定期的に足を組み替えたり体勢を変えることも大切です。

日常的に腰に負担がかかっている

もともと猫背だったり姿勢の悪い妊婦さんは、妊娠することでさらに腰や体に負担がかかるようになります。また、長時間デスクワークなどで座っている時間が多い妊婦さんも、妊娠初期から腰痛などの痛みが出やすいといえるでしょう。

妊婦さんが楽な座り方はあぐら・正座のどっち?

妊娠中に座る時は、お腹と腰に負担をかけないことが大切です。あぐらも正座も、お腹を圧迫せず腰に負担をかけないように座るのであれば、どちらも妊婦さんにはおすすめの座り方といえるでしょう。あぐらか正座、どちらが楽な座り方かどうかは妊婦さんそれぞれ違います。

自分自身が楽に座ることができ、なおかつ良い姿勢を保てることが大切です。背中をまるめた猫背の姿勢が楽という妊婦さんもいますが、姿勢が悪いとお腹が圧迫される危険性もあるため注意が必要です。あぐらと正座、どちらも妊婦さんの座り方にはおすすめですが、どちらの座り方をする場合でも姿勢良く座ることをしっかり意識するようにしましょう。

床・椅子・車など場所別の座り方のポイント!

妊娠中、どう座ったらいいのか迷うこともありますよね。ここからは、床や椅子などの場所別に妊婦さんの座り方のポイントについて紹介します。

床や畳

妊娠中、畳や床に座る時は正座やあぐらがおすすめです。正座やあぐらをする時は、お腹を圧迫しないよう猫背の姿勢にならないことが大切です。背筋を伸ばし、腰にも負担がかからないよう注意しましょう。床や畳であぐらや正座の座り方がつらい時は、座椅子の使用もおすすめです。座椅子を使用する時も、良い姿勢でお腹に負担がかからないようにしましょう。

あぐらや正座の座り方に疲れた時は、片膝をたて、もう片方の足を伸ばす座り方もおすすめです。足をまっすぐ伸ばすと血液が循環しやすくなり、しびれにくくなるため楽に座れるでしょう。また、たてた片膝がお腹を支えるため、大きなお腹に負担がかかりにくくなります。

ただし、妊娠後期や臨月にこの座り方をする時は、たてた片膝でお腹を圧迫しすぎないよう注意しましょう。

椅子

妊婦さんが椅子に座る場合、背もたれに背中がくっつくように深く腰かけることが大切になります。お尻までぴったりくっつくことを意識して座り、背筋がピンとまっすぐになるようにしましょう。

また、両足は床にしっかりつくように座ることも大切です。床に両足の裏がぴったりとついた状態だと、骨盤がたち背筋が伸びた姿勢をキープできます。

ソファ

妊娠中にソファに腰かける時も、背筋が曲がらないよう注意しましょう。ソファでリラックスすると、つい猫背になったりなど、姿勢が崩れてしまうことも多くなります。しかし、背筋が曲がった状態は、いくら楽でも体全体に負担がかかってしまいます。休むためにソファに腰かける場合でも、背筋がしっかり伸ばせるように深めに腰かけることが大切です。

パート

20代

臨月は、ソファに座るとつい浅く座って背もたれにもたれかかる座り方になって、かなり姿勢が悪い状態で休んでしまってた。そのせいか、腰痛がひどくてひどくて…。姿勢を直せないから、ベルトとか温湿布も効かず。まずは姿勢を良くしなさいと助産師さんにも言われてしまった。

また、無意識にリラックスして座り方が悪くなることもあるため、長時間ソファに座ったままでいないよう注意しましょう。

増田陽子

内科医

あまり柔らかいソファの場合には、立つときも要注意です。腰を痛めないように、ゆっくり立ち上がりましょう。