2歳児の癇癪がひどい…。泣き止まないイヤイヤ期の子供への対応を紹介

2歳児の癇癪で『見守っていても大丈夫な癇癪』と『放置NGの危険な癇癪』の違いを紹介します。癇癪を起こすイヤイヤ期の2歳児への適切な対応や、親がやってはいけないことも紹介していきますので、2歳児の癇癪に悩まされているママはぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 2歳児の癇癪はがひどい…発達障害かも?
  2. 見守っていても大丈夫な2歳児の癇癪は?
  3. 放置NGの危険な2歳児の癇癪は?
  4. 泣き止まない!癇癪を起こすイヤイヤ期の2歳児への対応は?
  5. 2歳児の癇癪で親がやってはいけない対応は?
  6. ママの関わり方次第で2歳児の癇癪は乗り切れる!

「子供に関心を持っている」サインを出す

ママが子供に関心を持っていることを言葉にして伝えるだけで、2歳児の癇癪を抑えることができる場合もあります。

「今日は疲れているね」「眠そうだね」という風に当たり前のことや見たままのことを伝えるだけで、ママが子供に関心を持っている、とアピールすることができますよ。ありのままを伝えるだけなら、何かあった時だけでなく日常的に試すことができますね。

子供とスキンシップをとる

手をつなぐ、抱っこや添い寝をする、などのスキンシップも、イヤイヤ期の子供の癇癪を抑えるのに有効です。パパやママとスキンシップをとるだけで子供を安心させ、心に余裕を持たせることができますよ。癇癪を起こしパニックになっている子供に試してみてくださいね。

(子供とのスキンシップの効果については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんとのスキンシップの効果・影響は?遊びや歌で触れ合うのが大切な理由も!

じゃれあい、遊びで感情を出させる

当たり前ですが、感情を表現するためには感情を持っている必要があります。特に小学校に上がるまではプラスの感情マイナスの感情どちらでも良いので、なるべくたくさんの感情を持たせてあげましょう。

特にお馬さんごっこやくすぐりごっこなど身体に触れる遊びは子供を喜ばせ、感情を豊かにします。実際に、じゃれ合い遊ぶことで子供の前頭葉の機能を高め脳を発達させるということがわかっていますよ(※1)。

子供の気持ちを成長させるために、なるべく子供の身体に触れながら一緒に遊ぶようにしてあげてくださいね。

話し方を教える

感情が出てきたら、言葉の使い方を教えてあげましょう。子供は感情を持っていても、それを上手に他の人に伝えることができません。だから、周りの子供におもちゃを取られて泣いたり、癇癪を起こしてお友達を叩いたりしてしまうのです。

例えば、おもちゃを取られて子供が泣いた場合「何で嫌って言えないの!」と怒るのではなく「悲しいね」と子供に共感し「おもちゃを取られて悲しい時は『やめて』っていうといいんだよ」と声をかけてみましょう。この時、なんといえば良いのかセリフを具体的に伝えてあげることが大切です。

ママが子供に話し方を教えてあげることで、子供は言葉を使って気持ちを伝えられるようになるでしょう。

子供の言いなりにならない

子供の癇癪がおさまらないからと言って、子供の言いなりになってしまうことはよくありません。「癇癪を起こせば思った通りになる」と子供に勘違いさせてしまう可能性があるからです。

子供の気持ちを受け止めつつ、ダメな事ばダメだとしっかり伝え方針を曲げないようにしてくださいね。

2歳児の癇癪で親がやってはいけない対応は?

子供が癇癪を起こしてママの話を聞けなくなると、子供の気持ちを分かりたいという一心で「○○なの?」「××なの?」と質問攻めをしてしまうママが多くいます。しかし、子供を質問攻めにすると子供がもっと混乱してしまう可能性があるでしょう。

また、子供の気持ちを聞いたり受け止めたりせずごまかしてしまうのもよくありません。癇癪を起こすたびに他の物で気をそらされると、子供は自分の気持ちとじっくり向き合い、飲み込むことができなくなってしまうのです。

子供が自分の気持ちと上手に向き合えない……ということが続くと、癇癪を起こす原因がいつまでたっても分からず、ママと子供両方が長く嫌な思いをしてしまいますよ。

ママの関わり方次第で2歳児の癇癪は乗り切れる!

イヤイヤ期の子供と上手に関われていないことが原因で、子供の癇癪を悪化させてしまうママが多くいます。しかし、上で紹介したポイントを抑えれば子供の気持ちを上手に肯定し、子供の心を発達させることができるでしょう。

少し手間はかかってしまいますが、長い目で見れば、親子両方のためになりますよ。まずはスキンシップをとるなど、取り入れやすいことから試してみてくださいね。