2歳3ヶ月の成長や発育目安は?子育てのコツは?イヤイヤ期ピーク?

【医師監修】2歳3ヶ月になると子供の言葉が急激に増え、一人遊びができるようになるなど成長を感じる機会が増えます。2歳3ヶ月の子供の身体の発育には個人差がありますが、イヤイヤ期がピークになるなど心理面では共通点が多いです。そこで2歳3ヶ月の子育てのコツについてご説明します。

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専門家監修
新井昇子
3歳男児と7歳女児の子育て中の小児科医です。現在は、魔法の子育てセミナー、個人セッションも行なっております。子育ての経験と心理学・医学的知識、・・・
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Contents
目次
  1. 2歳3ヶ月の身体の発育目安は?
  2. 2歳3ヶ月の心の発育目安は?
  3. 2歳3ヶ月の発達を促す育児のコツは?
  4. 2歳3ヶ月、そろそろイヤイヤ期ピーク?
  5. 2歳3ヶ月のイヤイヤ期の対処法はある?
  6. 2歳3ヶ月の発達を促す接し方を心がけよう!

ひとり遊びも上手に

身長や体重が増え運動能力も発達した2歳3ヶ月の子供は、一人遊びができるようになります。絵本を読む、お絵描きをする、積み木で遊ぶなど、集中するひと段落といった感があります。ベビーの子育て時期より余裕が生まれ、保育中のリラックスタイムを手に入れるママも多いです。

一方で言葉が増え、会話でコミュニケーションしようとする時期でもあり、保育中のママに質問をする場面も増えます。2歳3ヶ月だと何度も同じ質問や話をくり返すので面倒に感じるかもしれませんが、子供の言葉や社会性の発達を促すためにもきちんと向き合って対処するのが基本です。ベビー時とは違う可愛さに目を向けて乗り切りましょう。

2歳3ヶ月の発達を促す育児のコツは?

2歳を過ぎたころの子育ては、運動能力と言葉の発達を促すとともに自立心の芽生えによる第一次反抗期について、ママがしっかり理解して接するのがポイントです。2歳児の1年を3ヶ月ごとで比較しても、できることが飛躍的に増えていきます。ベビーではなく幼児であることを再認識して、子供の成長や発達を促す保育ができるよう、具体的な方法をご紹介します。

外遊びの機会を増やそう!

2歳3か月の子どもは運動能力の発達が目覚ましく、走る・跳ぶ・登る・ボールを投げるなど自由自在に身体を動かせるようになります。子供の成長を促すためにも、保育中に2歳児が安全に走ったり飛び跳ねることができる環境で遊ばせてあげましょう。

公園での外遊びは、家にはない大型遊具がたくさんあるので2歳児の好奇心をくすぐります。気温や自然の移り変わりを身体で知ることも心の発達には重要ですので、天気が良い日は出かけてあげましょう。雨の日も児童会館や子育て支援センターに出かければ、子供が走る保育スペースがあるので身体を動かせます。友達もたくさんできるでしょう。

家での遊びには工夫が必要

天気が悪かったり子供の体調が不調な時は、家で遊ばせることになります。しかし2歳3ヶ月の子供は動きたい盛りなので、1日中家にいることで欲求不満になることもあります。そのため、家で保育する際の遊びのバリエーションを増やしましょう。自宅で子育てしているママのために、静かな部屋遊びの例を紹介しますね。

●色鉛筆やクレヨンを使ったお絵描き
●粘土遊び
●折り紙
●積み木
●絵本

特に2歳3ヶ月の男の子は、静かな遊びだけでは物足りないと感じることもあります。とはいえ、マンションなどの集合住宅に住んでいると家の中を走り回るわけにもいかないので、ママとスキンシップできる遊びをしてみましょう。ベビーの頃と同じように、2歳児はママとのスキンシップが大好きです。自宅での保育中に実践しやすい遊びを、いくつか紹介しますね。

●仰向けに寝たママのお腹に2歳児を乗せユラユラ揺らし、少しずつ激しくして振り落とす
●ママの両足の裏で子供を持ち上げる飛行機ごっこ(その際には必ず子供と手をつなぐ)
●新聞紙やチラシを全身を使ってママと2歳児で破く

2歳3ヶ月、そろそろイヤイヤ期ピーク?

イヤイヤ期とは、第一次反抗期のことです(※3)。それまで大人しかった子供も「魔の2歳児」の言葉のまま、信じられないほど反抗します。

ベビーの頃には想像もできない状態に途方にくれるママも少なくないのですが、子供の心の成長には必要なプロセスです。心の発達のためとはいえ子育て中のママにとって悩む時期でもあるので、対処法を覚えて上手に乗り切りましょう。

イヤイヤ期の特徴は?