妊娠後期の食事!おすすめのメニューやレシピ!量など注意すべき点は?

【医師監修】妊娠後期の食事は赤ちゃんへ栄養を送ったり、お母さんが無事に出産する体力をつけるためにも重要です。しかし、食べる量やカロリーには注意しましょう。ここでは、妊娠後期の食事で積極的にとりたい食材を使ったレシピや、食事のとり方で注意すべき点を紹介します。

( 5ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 妊娠後期での食事について
  2. 妊娠後期に食事からとりたい栄養素は
  3. 妊娠後期の食事で避けた方がいいもの
  4. 妊娠後期は食事の量に注意しよう
  5. 妊娠後期、朝食のおすすめメニュー
  6. 妊娠後期、昼食のおすすめメニュー
  7. 妊娠後期、夕食のおすすめメニュー
  8. 妊娠後期のつわりがある時は
  9. 妊娠後期、外食で注意すること
  10. 食事を楽しみながら出産に備えよう

妊娠後期の夕食には、朝食と昼食でとりきれなかった分の栄養素が取れるようなメニューがおすすめです。夕食は消化の良い、バランスのとれた食事をとりましょう。ここでは妊娠後期の夕食でおすすめのメニューとレシピを紹介します。

妊娠後期・夕食のおすすめメニュー【バランスのとれた食事を】

夕食メニューの一例
●ご飯(白米)
●とりもも肉とチンゲン菜の中華風炒め
●高野豆腐と人参、シイタケ、かぼちゃの煮物
●具沢山味噌汁
●大根のぬか漬け

妊娠後期の夕食には、量は少しずつでも食品数は多くなるよう意識するとよいですね。高野豆腐はヘルシーかつカルシウムが多いので、妊婦さんに適しています。また、ぬかにはビタミンB1が豊富です。お好きな野菜でぬか漬けを作ってみるのもいいでしょう。

妊娠後期・夕食のおすすめメニュー【一汁三菜を意識】

具沢山味噌汁のレシピ(二人分)
●しめじ50グラム
●人参50グラム
●大根80グラム
●かぼちゃ80グラム
●だし汁400cc
●木綿豆腐50グラム
●味噌30グラム

鍋に味噌以外の具を入れ、野菜が柔らかくなったら味噌を入れ溶かしましょう。食事は一汁三菜を意識するとよいでしょう。しかし、毎回三品用意するのは大変ですよね。そんな時は、主菜と副菜の他に、お味噌汁を具沢山するのがおすすめ。レシピ以外の野菜を入れてもおいしいです。

妊娠後期のつわりがある時は

妊娠後期になると、赤ちゃんもぐんと育ち胎動もだんだん激しくなってくる頃ですね。赤ちゃんの成長により、子宮の体積も増し、お母さんの胃や腸は押し上げられます。内臓の移動が原因で、つわりのような状態になってしまう妊婦さんもいるようです。

後期つわりは吐き気や胸焼けを引き起こし、食欲が減退する方もいます。後期つわりがおこった場合はどうすれば良いでしょうか?ここでは妊娠後期におけるつわりの対処法や注意してほしい点を説明します。

数回に分けて食事をしよう

妊娠後期は胃が圧迫されてムカムカすることも。一度にたくさん食べず、数回に分けて食事をしましょう。また、食べられるものをゆっくり噛んで食べましょう。料理中に気持ち悪くなる方はバナナやパンなど手軽に食べられるものを食べましょう。

妊娠後期のつわりが辛くても水分補給はしよう

妊娠後期のつわりで、ほとんど何も食べられない方もいるかもしれません。しかし、水すら喉を通らなくなると、今度は脱水症状がおこるリスクがあります。水や塩分もとれなくなるほど後期つわりがひどい場合は、かかりつけのお医者さんなどにすぐ相談してください。

増田陽子

内科医

酷い悪阻は正式な病気に分類されます。ですので、食事や日常生活が酷い悪阻の為に困難な場合には、かかりつけの病院へすぐに行きましょう。

(妊娠後期のつわりについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期につわり?胸焼けや胃もたれの症状も?原因と解消法は?