妊娠後期の食事!おすすめのメニューやレシピ!量など注意すべき点は?

【医師監修】妊娠後期の食事は赤ちゃんへ栄養を送ったり、お母さんが無事に出産する体力をつけるためにも重要です。しかし、食べる量やカロリーには注意しましょう。ここでは、妊娠後期の食事で積極的にとりたい食材を使ったレシピや、食事のとり方で注意すべき点を紹介します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠後期での食事について
  2. 妊娠後期に食事からとりたい栄養素は
  3. 妊娠後期の食事で避けた方がいいもの
  4. 妊娠後期は食事の量に注意しよう
  5. 妊娠後期、朝食のおすすめメニュー
  6. 妊娠後期、昼食のおすすめメニュー
  7. 妊娠後期、夕食のおすすめメニュー
  8. 妊娠後期のつわりがある時は
  9. 妊娠後期、外食で注意すること
  10. 食事を楽しみながら出産に備えよう
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妊娠後期、塩分はなるべく制限して

塩分のとりすぎには要注意。一日の塩分量は7〜8グラムが理想です。とりすぎは高血圧の原因になります。妊娠時の高血圧を「妊娠高血圧症」と呼び、母体にも赤ちゃんにもよくありません。しかし、薄味すぎる食事はつまらないですよね。そんな時はレモン・酢・ダシなど塩以外で味付けしてみましょう。

妊娠後期はカロリーが低めの食事を

赤ちゃんやお母さんの体重が増えすぎないためにもカロリー制限は大切ですね。特に揚げ物など油をたくさん使ったメニューには要注意です。カロリーが高いだけでなく、油で後期のつわりが悪化してしまうこともあります。


また授乳希望の方も注意しましょう。油っこいものや甘いものは母乳の美味しさに影響します。出産後、母乳が詰まるなどトラブルが発生することも。それらを防ぐためにも、カロリーの高いメニューはなるべく制限していきましょう。

増田陽子

内科医

母乳はそのまま赤ちゃんの栄養になります。ですので授乳中は特に自分の体にも赤ちゃんの体にも良い食事を心がけてください。

(妊娠中に気をつけたい食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

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妊娠後期は食事の量に注意しよう

妊娠後期は食事の量に注意が必要です。太りすぎると、産道に肉がつき赤ちゃんが出づらくなることも。また、妊娠高血圧や妊娠糖尿病の原因にもなります。しかし、妊娠後期は体重が増えやすいのも事実。ここでは妊娠後期の食事量の目安と、体重はどこまで増えても良いのかを説明します。

妊娠後期の食事量の目安

妊娠中に必要な食事量は、年齢や普段の運動量によります。18歳から29歳までは、一日の理想摂取カロリーは2100キロカロリーから2650キロカロリー。それ以上の年齢の方は、2200キロカロリーから2750キロカロリーです。この範囲内で食事量を調整しましょう。

妊娠後期に体重はどこまで増えて良い?

妊娠後期は赤ちゃんも大きくなるため体重が増えやすい時期です。妊娠全期間を通して増える体重は、日本だと8キロ程度が適正ですが、欧米だと15キロまで大丈夫という国も。食事を制限しすぎてストレスになるのは良くないですね。体重にこだわりすぎず、食事をするのを楽しみましょう。