大和言葉が人気！日常会話で使える言葉50選！使えるシーン別に紹介！

これは「共感する」という意味ですが、そのままではどこか味気無さを感じますよね。そこでこの「心を同じくする」を用いればワンランク上の言い回しとなります。

「好き」の二文字はとてもシンプルでこれだけで愛情表現ができる便利な言葉ですが、ダイレクトに想いを伝えない日本の文化の中では人気のある表現とは言えないかもしれません。それゆえに直接的ではなく輪郭をぼんやりするかのような文化的な大和言葉の方が好まれるのではないでしょうか。

好きだという気持ちを抱く事を「心を寄せる」と言います。自分の中にある心を他の場所へと寄せていくという何とも奥ゆかしく美しい表現です。

心に気にかけ始めたり、恋し始めたりする事を「思い初める」と言います。「始める」という漢字や響きにくらべて「初（そ）める」は淡い恋心を感じますね。

「好き」を表す表現は他にも「恋い慕う」があります。これは「懐かしむ」という意味もありますので、人だけに限らず物も対象とできます。例文としては「故郷の景色を恋い慕う」となります。

可愛がり大切にする事を「慈しむ」と言います。「可愛がる」という点から年下や小さな物に対してよく使われます。例文は「両親はこれまでどんな時もずっと私をとても慈しみ育ててくれた」等があります。

（好きに関するエピソードについては以下の記事も参考にしてみてください）

何か人からお願いをされる時、ほんのひと言の違いで心よく引き受けられたり、反対に協力をためらう気持ちが出たりしますよね。自分で何もかもできれば問題ないですがどうしても人にお願いしないといけない場面も少なくはありません。気持ち良く引き受けてもらうためにも、柔らかい印象を持つ美しい大和言葉をぜひ使ってみませんか？