陣痛はどんな痛み?陣痛の始まり方や長さは?和らげる方法はある?

【医師監修】出産予定日が近付くと、赤ちゃんに会える嬉しさでワクワクしますよね。ただ、それと同時に「陣痛はいつくるの?」「どんな痛みがどれぐらい続くの?」と不安を感じている方も多いでしょう。そこで今回は陣痛の痛みや始まり方、痛みを和らげる方法などについてご説明します。

( 5ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 出産直前は陣痛への不安でいっぱい
  2. 陣痛とは?例えるとどんな痛みなの?
  3. 陣痛は二種類あるって本当?
  4. 前駆陣痛とは?
  5. 本陣痛とは?
  6. 陣痛の痛みの長さや間隔について
  7. 陣痛の痛みの強さや場所は人によって違う?
  8. 陣痛の痛みを和らげる方法はあるの?
  9. 自分に合った方法で陣痛を乗り切ろう

女性

20代

陣痛は例えようのない痛みで、どこが痛いのかわからなかった。主人にお尻の尾骨あたりをテニスボールでグイグイ押してもらったら楽になったんだけど、かなり強く押さないと痛みが紛れなくて。主人に「もっと強くして」と必死に叫んだのを思い出したよ。

「マッサージで陣痛の痛みを和らげたい」と考えている場合には、お産に立ち会ってくれている方の協力が不可欠になります。マッサージをお願いする相手には、事前に「どういったマッサージをしてほしいか」「遠慮せずに強い力で押してほしい」などの希望を伝えておくのがおすすめです。

陣痛の痛みを和らげる方法【声を出す】

陣痛の痛みを和らげるには、声を出すことも効果的です。「叫び声を周囲に聞かれるのは恥ずかしい」と声を出さず我慢する方も多いでしょう。しかし声を出さずにいると身体に力が入り、子宮口が開きにくくなります。つらいときは恥ずかしからずに声を出してくださいね。「声を出さずに耐えていたら顔中の毛細血管が切れてしまった」というケースもあります。

YOTSUBA読者

30代

「恥ずかしいから絶対声は出さない」って決めてたんだけど、声を出さずにいられなかった。むしろ、声出して叫んでた方が痛みも和らいでた気がする。

こちらの女性のように「声を出していた方が痛みが和らぐ」と感じる方も多くみられます。陣痛の苦しみは周囲にいる妊婦さんや医師たちも理解しているので、声を出すことを躊躇する必要はありません。

自分に合った方法で陣痛を乗り切ろう

今回は陣痛の痛みや始まり方、長さなどについてご説明しました。出産予定日が近付くと「我が子との対面は嬉しいけど、陣痛が怖い」と不安になってしまうものです。陣痛の痛みや長さといった特徴を知ることで、陣痛に対する心構えができます。こちらでご説明した内容を踏まえ「陣痛かな?」という痛みを感じた際には、冷静に対処できるようにしておきましょう。

また、本記事では陣痛の痛みを和らげる方法についてもご説明しました。「陣痛を乗り切れる自信がない」という方も多いでしょうが、陣痛の痛みを和らげる方法はいくつかあります。「これなら実践できる」という自分に合った方法をお産に取り入れて、辛い陣痛を乗り切ってくださいね。