陣痛はどんな痛み？陣痛の始まり方や長さは？和らげる方法はある？

「下の子のお産の方が楽だった」という話を耳にすることが多いのですが、初産婦も経産婦も陣痛の痛みそのものに差はありません。経産婦の方が比較的子宮口が開きやすいことや陣痛の経験があることから、痛みも軽く感じやすいのでしょう。ただ「下の子のお産の方が壮絶だった」というケースも少なくないため、経産婦であっても油断は禁物です。

ここまで、陣痛の痛みや長さ、始まり方などについてご説明してきました。その中で「陣痛の痛みに耐えられそうにない」「陣痛の痛みを和らげることはできないの？」と不安になってしまった方も多いでしょう。陣痛の痛みはすさまじいものですが、和らげる方法がないわけではありません。ここからは、陣痛の痛みを和らげる方法について体験談と共にご紹介します。

（陣痛の痛みを和らげる方法については以下の記事も参考にしてみてください）

陣痛の痛みを和らげる方法のひとつとして、ツボを刺激することが挙げられます。そのひとつが背中側のへその位置で腰に手を置くと親指が届くところにある「腎兪（じんゆ）」です。このツボはカイロなどで温めると陣痛の痛みを軽減できると言われています。また、くるぶしの内側から手の指3本分程上の位置にある「三陰交」も、陣痛に効果的なツボのひとつです。

（陣痛に効果的なツボについては以下の記事も参考にしてみてください）

陣痛の強烈な痛みによって身体に力が入ったり、息を止めてしまうとお産が進みづらくなってしまいます。また、緊張した体勢や呼吸法ではますます痛みを強く感じてしまうこともあるでしょう（※2）。陣痛の痛みが和らぐ姿勢は個人差がありますが「よつんばいになる」「クッションを腰の下に敷く」などが効果的だと言われています。

呼吸法についてはできるだけ深呼吸を心がけましょう。深呼吸をして身体をリラックスさせることは陣痛の痛みの緩和だけでなく、赤ちゃんに十分な酸素を送るためにも重要です。

陣痛の痛みに耐えながらリラックスするのは、非常に難しいものですよね。まずは陣痛の痛みが引いたタイミングで体勢を変えて、ゆっくりと呼吸をするようにしてみましょう。長さのある陣痛の痛みに耐えるためには、早い段階でベストな体勢を見つけることがポイントです。

陣痛の痛みを強く感じる部分をマッサージしてもらうことも、陣痛の痛みを和らげる方法のひとつです。「肛門の付近や腰あたりをマッサージしてもらうと楽になった」という方が多くみられます。指圧もおすすめですが、お産に立ち会ってくれている方にテニスボールやゴルフボールでマッサージしてもらうと良いでしょう。（※2）