妊娠初期の出血まとめ！原因と対処法！危険なものは？流産の可能性も？

正常なおりものの色は透明か白濁の半透明です。しかし、妊娠初期に入ると色が濃くなり始め、薄い白濁から白色、黄みがかったクリーム色から黄色、次に茶色っぽく変わると感じる方が多く、普段から自分の正常なおりものの色を把握しておくと、茶色などの色調の変化に気づきやすくなります。

しかし、それ以上長く続く時や腹痛、悪臭がある時、茶おりでも大量の場合には他に何らかの原因も考えられます。気になる症状があったら早めに受診しましょう。

妊娠初期に一番と言っていいほど気になるのが「流産」の心配ではないでしょうか。流産と一言で言っても、稽留流産や切迫流産などがいくつかあります。ただ漠然と恐れるのではなく、それぞれの症状や原因などを知っておけば、心配に思うことも少なくなるでしょう。ここでは流産の中でも、症状が多いと言われる腹痛にスポットを当てて説明していきます。

下腹部の痛みとはどのあたりの痛みなのでしょうか。体の胸の下から恥骨の上までを腹部と言います。下腹部はおへそ中心に3分割した一番下のところです。上の体験談のような「チクチクする痛み」は妊娠初期に感じる方が多く、原因としては子宮が大きくなることにより、子宮の周りの靭帯や筋肉が引っ張られることの刺激のようです。

また、痛みの時間は継続的に続くわけではなく、断続的に起こるのが特徴です。他にお腹が張るような痛みの場合は、便秘によるものが多く、ホルモンバランスの変化で生じてしまうので、便秘になる前に運動や食事に気を付けていきましょう。

流産の中でも症状が全くでないことが多いのが稽留流産です。子宮内に胎盤が残っていると、つわりなどの症状がある場合があります。腹痛なし出血なしと症状がないため、受診の際に初めて確認する可能性が高いです。もしも、気づかずに放置してしまった場合は進行流産になり、急激な痛みと出血が起こり母体も危険な状態になる時もあります。

（妊娠初期の腹痛については以下の記事も参考にしてみてください）

流産という言葉から想像してしまうのが「大量出血を起こす」「出血が続く」などの不安になる症状ですよね。

しかし、中には自覚症状があまりない、腹痛なしや出血も無いとういうような状態で、体の中で流産が起こってしまっている場合もあります。ストレスがかかってしまうため、考え過ぎないように過ごしても良いのですが、もしもの時に、臨機応変に落ち着いて対応できるように知識として頭の片隅に置いておきましょう。

妊娠中の流産の中で一番多い時期が妊娠初期です。安定期に入るまでは心配な方も多いはず。以下の症状がある場合は早めに産婦人科へ受診に行きましょう。

●微量ではあるが鮮血の出血が続く
●出血と一緒に下腹部痛が起こる
●腹痛なしだが大量出血をした