胎動カウントとは?いつからやるべき?やり方や平均も知りたい!
【医師監修】胎動カウントを知っていますか?胎動カウントは、赤ちゃんが元気かどうか、特別な道具が無くてもママ自身がチェックできる方法です。いつから始めれば良いのか、また胎動が感じられる平均時間はどのくらいかかるのかについても紹介していきます。
胎動カウントを続けていくと、赤ちゃんの元気な時の胎動の様子が分かってきます。ここでは、一般的な平均時間と、平均よりも時間がかかる場合について紹介します。
まずは1週間続けてみよう
まずは1週間続けてみましょう。胎動は、就寝前横になった時などリラックスしている時に感じやすくなります。毎日同じくらいの時間に計測するようにしましょう。
そうすることで、赤ちゃんの胎動の平均時間が分かってきます。一般的には、10~20分程度で10回の動きが感じられます。平均時間を記録して、赤ちゃんが元気かどうかの目安にしましょう。
平均時間を超えていると心配?
平均時間を超えてしまい、動きが少ないと心配になってしまいますね。しかし、赤ちゃんが眠っているタイミングだったり、少し元気がない日の場合があります。時間を置いて再度カウントしてみましょう。
胎動に敏感になりすぎることはありませんが、再度計測しても全く動きがないなど心配であれば受診することをおすすめします。
妊娠後期の胎動カウント

妊娠後期、また正産期である37週頃になっても、胎動カウントはしっかりと続けましょう。赤ちゃんの元気のバロメーターとしてとても役に立ちます。ここからは妊娠後期、37週頃からの胎動について紹介します。
(正産期の頃の胎動については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠後期は胎動が減る?
一般的に、妊娠後期になると胎動は減少すると言われています。これは赤ちゃんが成長して大きくなり、37週ごろに向かって子宮内の骨盤の方に下りてくるため、動くスペースがなくなるからです。
この頃の胎動の平均時間は、良く動く時間に計測して15分で10カウントほどです。妊娠後期~正産期の37週頃は、20分寝て20分起きているサイクルを繰り返しています。様子をみて計測してみましょう。
カズヤ先生
産婦人科医
赤ちゃんの胎勢が通常の頭位である場合、正期産に入り分娩の準備が始めると赤ちゃんの頭が下降し 骨盤の中にはまり込みます。 これを産科学では固定と言います。 母体が低身長で骨盤が狭い場合は、児頭骨盤不均衡と言っていつまでも赤ちゃんの頭が固定しない場合があります(フローティングと言います) このような場合は帝王切開が選択されることもあります。
陣痛中でも胎動は無くなりません
37週に近づくにつれて胎動は減少しますが、勘違いしてはいけないのが胎動が全く無くなることはないということです。出産直前、陣痛が始まっても赤ちゃんは動き続けています。
考えたくありませんが、37週の正産期になって胎動が無くなり、おかしいと思ったら死産していたというケースもあるのです。妊娠後期でも胎動カウントは続けてくださいね。
(正産期の頃の胎動については以下の記事も参考にしてみてください)
胎動カウントで赤ちゃんとの楽しい時間を過ごそう

胎動に敏感になりすぎる必要はありません。赤ちゃんは良く寝る日もあれば元気に動き続ける日もあります。胎動が感じられるのは、赤ちゃんがママのお腹にいる間でも数ヵ月だけです。胎動カウントをしながら赤ちゃんとの時間を共有するつもりで、ぜひパパも一緒に楽しくコミュニケーションをとりましょう。
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