臨月に眠れない！原因は？妊娠後期の不眠や不安の解消法！

臨月が近づいてくると「陣痛ってどういうものなんだろう」「赤ちゃんは健康に生まれてくるかしら」など不安も出てくるでしょう。不安な気持ちになると、ノルアドレナリンというホルモンが分泌され、身体が緊張します。緊張していては熟睡できないでしょう。心配しすぎて、寝る間際までスマートフォンで検索したりすると余計に眠れなくなるので気をつけてくださいね。

（臨月のマイナートラブルについて以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠後期に入って眠れなくなると、とても辛いですよね。おなかは大きくて苦しいし、赤ちゃんの胎動はとても激しくなっているでしょう。どんな解消法があるのでしょうか。またどんな過ごし方をしたらいいのでしょうか。

妊娠中期以降のおなかが大きくなり始め妊婦さんにオススメな体勢が「シムスの体位」です。「シムスの体勢」とも呼ばれています。身体の左側を下に横向きに寝て、上になった右足のひざを軽く曲げましょう。クッションを使うと楽ですね。ちょっと息苦しいような時にもおすすめの体勢です。

左側を下に寝るのは、体の右半身にある大静脈を大きなおなかで圧迫しないためです。大静脈を圧迫してしまうと寝ている間に血流が悪くなって気分が悪くなり、寝苦しい思いをしてしまいます。全身の力が抜けてリラックスできると言われている「シムスの体位」は寝つきがよくなる体勢とも言われています。

臨月に入ると胃が圧迫されて苦しいときもありますね。そんな時は、大きめのクッションなどに上半身を預ける体勢で、頭の位置を高くして横になると楽です。

「シムスの体位」もおなかが大きくなってくると、痛い箇所が出てきたりして、苦しく感じる時もあるかもしれませんね。そんな時は抱き枕の使用がおすすめです。「シムスの体位」の時も膝の位置が安定し、楽な体勢を保つのを助けてくれます。寝返りを打つのも助けてくれますよ。布団を丸めて、自分好みのサイズの抱き枕を作るのも良いですね。

人は体温が下がるときに眠気を感じます。お風呂に入ってしっかり体温を上げておくと、自然と体温が下がりスッと眠りに入ることができます。入浴は就寝の3時間ほど前に済ませると良いでしょう。体を温める作用がある根菜や生姜を食べることも効果的。眠りの質を上げるためには、身体を温めてリラックスをすることがとても大切なのです。

ホットミルクやハーブティーもおすすめです。ハーブティーは妊婦さんに向かないものもありますので、注意しましょう。カフェインの入っているお茶は利尿作用があります。夜中にトイレに行きたくなると目が覚めてしまうので、避けた方が良いかもしれませんね。

「眠る体勢や対処法を色々試したけれど、それでも眠れない」そんな時はどのような過ごし方をすれば良いのでしょう。開き直って眠らずに趣味に没頭する…なんていう過ごし方もできますが、やはり睡眠は必要です。不眠解消法以外でできる過ごし方を紹介します。