妊娠超初期は便秘になる?着床が原因?辛い時の解消法も紹介!

【医師監修】「この便秘は生理前だから?それとも妊娠した?」「妊娠と便秘って関係あるの?」妊活中はちょっとした体調の変化も気になりますよね。そこで今回は、妊娠超初期に体の中で起こる変化から、妊娠超初期に便秘になる原因を紐解き、その解消法までをご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠超初期は便秘になる?
  2. 生理前と症状が似ている妊娠超初期
  3. そもそも妊娠超初期っていつのこと?どんな時期?
  4. 妊娠超初期に体の中で起きていること
  5. 妊娠超初期に赤ちゃんは感じる?自覚症状は出るの?
  6. 妊娠超初期の便秘は着床が原因?
  7. 妊娠超初期は生理前に似ている?
  8. 妊娠超初期の便秘と生理前の便秘は見分けられる?
  9. 妊娠超初期の便秘が辛い時の解消法
  10. 妊娠超初期なら便秘がつらい時に薬を飲んでもいい?
  11. 食生活を見直す
  12. 適度に運動する
  13. 質の良い睡眠をしっかりとる
  14. 大切な妊娠超初期に便秘がストレスになる前に

便秘の解消を助ける役割を果たすのは、「食物繊維」。食物繊維の働きは排便しやすい排泄物を作ることです。食物繊維には2つのタイプがあり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分かれています。

お野菜や穀類、豆類などに多く含まれているのが不溶性食物繊維で、海藻類や果物などにたくさん入っているのが水溶性食物繊維です。特定の食材に偏らないように、さまざまな食材を選ぶようにしましょう。

ビフィズス菌・オリゴ糖

便秘を解消するには整った腸内環境を作ることも大切です。そのために必要なのが善玉菌を増やすこと。広く知られている善玉菌に、ビフィズス菌があります。ビフィズス菌は蠕動運動を活性化する効果があります。しかし、ビフィズス菌は一般的な食材や飲料には存在しておらず、ビフィズス菌を直接食事で摂取することは難しいと言えます。(※5)

私たちにできることは「今、腸内にあるビフィズス菌を増やす」こと。そのために、ビフィズス菌を増やすことにつながる食材を食べることです。食物繊維やオリゴ糖がビフィズス菌の増殖を助けるはたらきがあります。食物繊維に含まれる海藻や果物などを食べたり、果物を砂糖の代替甘味料として料理に使ったりして取り入れることができるでしょう。

こまめにたっぷりの水を飲む

排泄物は約60%が水分でできています。体内が水分不足になると排泄物が硬くなってしまい排便しにくくなりがちです。そのため、こまめにしっかりと水分補給をすることが大切。摂取したい水分量の目安は1日に1.5〜2リットル程です。1度に飲むと下痢になってしまう可能性があるので、こまめに水分をとるようにしましょう。

また、朝起き抜けにコップ1杯の冷たい水を飲む対処法も効果的です。腸が刺激され排便が促されます。白湯をのむことも、冷えて動きの悪くなっている腸を活性化させる効果や、硬くなった排泄物を柔らかくする効果も期待できます。いずれにせよ、朝1番にコップ1杯の水を飲む対処法は便秘解消に有効といえるでしょう。

適度に運動する

出典:https://www.pinterest.jp/pin/795307615440706942/

便秘改善の対処法として、腹筋やウォーキングが効果的です。これらの運動をするのには2つのメリットがあります。1つ目のメリットは、腹筋運動をすることで腹筋の衰えを防げることです。排便時、腹筋を使って腸を刺激し蠕動運動が促されることで排便は進みます。

腹筋が衰えると、十分に踏ん張ることができず排便がうまく進みません。筋力は使わなければみるみる衰えていきます。適度に運動を取り入れることで、そうした状態を防ぐことができるでしょう。

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2つ目のメリットは、適度な運動には自律神経を整える効果があることです。自律神経が整い、副交感神経が活性化すると蠕動運動も活発になり排便は促されます。ウォーキングは特にその効果が高いと言えます。

腹筋運動やウォーキングなどの運動を適度に取り入れ、少しずつでもいいので毎日行うことが大切です。

カズヤ先生

産婦人科医

歩行をすることで、腸管の蠕動運動を活発化する効果があります。 寝たきりでは便秘になりやすいので、ある程度のウォーキングなどは便秘にとって効果が高いと言えます。

質の良い睡眠をしっかりとる

しっかりとした質の良い睡眠が便秘の対処法になるのは、睡眠と自律神経が関係しているからです。自律神経の1つである副交感神経が活性化すると蠕動運動も活発になり、排便が促されます。副交感神経は人が最もリラックスしている睡眠時に活性化するため、質の良い睡眠は便秘の対処法になるのです。

質の良い睡眠をしっかりととることは副交感神経の活性化につながり、蠕動運動は活発になり排便も促されます。ここでは質の良い睡眠をとるためにできることをご紹介していきましょう。

7時間以下は睡眠不足

そもそも「睡眠不足」とは何時間以下の睡眠時間を指すのでしょうか?一般的には7時間以下の睡眠は睡眠不足とされています。とはいえ睡眠時間は3時間で十分という人もいれば、8時間寝ないと体がもたないという人もいますよね。人それぞれ睡眠不足の基準は異なりますが、便秘の解消という観点からご説明するなら6時間以上の睡眠がオススメです。