妊娠超初期は便秘になる?着床が原因?辛い時の解消法も紹介!
【医師監修】「この便秘は生理前だから?それとも妊娠した?」「妊娠と便秘って関係あるの?」妊活中はちょっとした体調の変化も気になりますよね。そこで今回は、妊娠超初期に体の中で起こる変化から、妊娠超初期に便秘になる原因を紐解き、その解消法までをご紹介します。
妊娠超初期に自覚できる症状が出るのは、着床が完了する妊娠3週目以降です。この頃になると、妊娠による便秘などの体調の変化に気がつく人が増えてきます。ただ症状が出るか出ないかは個人差があるので、症状が出なかったからといって妊娠していないとは限りません。
「症状がないから妊娠していないんだ」と思い込み、お酒を飲んだり、タバコを吸ったりして、後々心配にならないように気をつけましょう。
便秘まで!?妊娠超初期によくある症状

一般的に多くみられる妊娠超初期の症状は「下腹部痛や腹痛」「乳首の痛み」「体のだるさや眠気」「微量の血が出る」「腰痛」「微熱」「下痢」「便秘」など、様々です。
妊娠超初期によくある症状として便秘があげられるのは意外に思われた方もいるのではないでしょうか?しかし、便秘が妊娠超初期に多くみられるのには、はっきりとした理由があります。妊娠超初期に起こる便秘は、決して珍しい症状ではないのです。
どうして便秘も?
毎月思うけど、着床時期ってすんごい便秘や!
— わんこ小隊長 (@wankokotaichou) August 27, 2017
妊娠とは全く関係のなさそうな便秘が、妊娠超初期の症状として現れることがあるのはどうしてでしょうか?その原因は妊娠超初期の間に起きる着床によって分泌されるプロゲステロンの作用にあります。ここからは妊娠超初期に便秘が起こる原因とそのメカニズムについてご説明します。
(妊娠中の便秘については以下のリンクも参考にしてみてください)
妊娠超初期の便秘は着床が原因?

妊娠3週目頃に着床が完了すると、hCGの分泌が始まってエストロゲンとプロゲステロンが作られます。実はこの着床によるプロゲステロンの作用こそが、妊娠超初期の便秘の原因となるのです(※1)。プロゲステロンによって便秘が起こるメカニズムについてご説明します。
便秘の原因、プロゲステロンの作用
着床が完了し分泌されるようになったプロゲステロンは、体温を上げたり子宮を厚くしたりするなど妊娠をサポートする働きをしてくれます。妊娠を継続させるために大切な役割を果たしているのです。
一方でプロゲステロンは、体に水分を蓄えようとする働きも持っています。体が水分を蓄えようとすると排泄物は水分を失い硬くなって、スムーズに排泄されにくくなってしまいます。またプロゲステロンは腸の蠕動運動を鈍くする働きも持っています。こうした作用から、便秘が引き起こされることがあるのです。(※2)
蠕動(ぜんどう)運動って?
蠕動運動とは、消化した食べ物を腸が収縮・弛緩を繰り返して腸内を移動させ、体外へ排出しようとする運動です。蠕動運動を調節しているのは自律神経で、副交感神経が活発になると蠕動運動も活発になります。(※3)
蠕動運動が弱まると便秘になりやすい

蠕動運動は排泄物を外へ出そうとする動きで、その動きが弱まると便通が悪くなり、便秘が起こってしまいます。
妊娠超初期と便秘の関係
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