妊婦の青汁は大丈夫?危険性も?確かな根拠でオススメする厳選10選!

【医師監修】健康的なイメージの強い青汁ですが、妊娠中にも飲んでも問題はないのでしょうか?妊婦さんが青汁を飲む際に注意したい点や青汁を選ぶ際に見ておくべきポイントをご紹介します。妊娠中に必要な栄養素を効率よく摂ることのできる妊婦さんにおすすめの青汁をご紹介します。

Commentator
|
専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 妊婦さんは青汁を飲んでも大丈夫?
  2. 妊婦さんの青汁の摂取は危険性もある?
  3. 妊娠中に青汁を選ぶときのポイント
  4. 妊婦さんにおすすめ!青汁の効果
  5. 妊娠中におすすめしたい厳選青汁10選
  6. 妊娠中は身体にいいものを

妊婦さんは青汁を飲んでも大丈夫?

妊婦さんは何か口にするときには、いろんななことに気を付けなければいけません。身体に良いというイメージの強い青汁は、妊婦さんが飲んでも問題ないのでしょうか。結論から言うと妊婦さんも青汁を飲んで大丈夫です。

ただし、青汁にもたくさんの種類があり、妊婦さんが摂りすぎに注意すべき成分が入っているものもあります。それでは、青汁を選ぶポイントを見ていきましょう。

(妊婦さんの飲み物については、次の記事を参考にしてみてください)

つわりに効く飲み物は?市販飲料や生姜湯などおすすめ10選!体験談多数

妊婦さんの青汁の摂取は危険性もある?

青汁を飲んでも大丈夫とは言っても、胎児の栄養となる妊婦さんの食事は危険性について気になる方も多いはずです。

青汁を飲む上での危険性を気にしたいのは「農薬の使用された素材を使っているもの」「カフェインが入っているもの」「食品添加物を使用しているもの」などです。このような身体にとって有害なものは避けるようして、安全な青汁を健康のために取り入れていくとよいでしょう。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/489625790728811062/

また効果を期待するあまり、飲み過ぎには注意しましょう。一日に1~2杯までと記載されているものが多いようです。それ以上摂取してしまうとお腹がゆるくなったり、ビタミンKの過剰摂取により溶血性貧血を引き起こす危険性があります。青汁は適正量の摂取を心掛てください。

カズヤ先生

産婦人科医

カフェインは胎盤を通して子宮の中の胎児に移行します。カフェインの摂取量が150mg/日未満の妊婦に比べて300mg/日以上の場合、流産、死産のリスクが高くなるという報告があります。 しかし、コーヒー1〜2杯程度なら問題はありませんので、少量の青汁に含まれるカフェインであれば概ね問題はないです。

妊娠中のビタミンA摂取は大丈夫?

もう一つ気になるのが「ビタミンAを摂取しても大丈夫なのか」という点です。特に妊娠初期の妊婦さんがビタミンAを摂りすぎてしまうと、奇形児が生まれる確率が高くなったり、先天性の異常が見つかったりすることが指摘されています。(※1)

結論から言うと、青汁は妊婦さんが飲んでも問題ありません。ビタミンAは大きく植物性由来の「βカロテン」と動物性由来の「レチノール」の2種類に分けられており、これらの問題が指摘されているのは動物性由来の「レチノール」だからです。青汁に入っているのは植物性由来の成分であるβカロテンであるため、安心して飲むことができます。

妊娠中に青汁を選ぶときのポイント

気になる点もいくつかありましたが、ポイントを押さえて青汁を選べば大丈夫ですね。妊婦さんが青汁を選ぶ際に、胎児に影響を及ぼす危険性を回避するために見るべきポイントを押さえていきましょう。

妊娠中に青汁を選ぶときのポイント【ノンカフェインのものを】

妊娠中はカフェインを分解、排泄するのに時間がかかります。また、胎盤を通して胎児へ悪影響を及ぼすことも、研究によって明らかになりました。(※1)

妊婦さんがカフェインを過剰摂取すると「低体重児」として生まれてしまったり「流産」や「早産」「発達障害」を抱えてしまったりといった危険性があります。できるだけノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。